【台湾Google検索広告チェック】日系広告代理店の手抜きを見逃すな!後編

【台湾Google検索広告チェック】日系広告代理店の手抜きを見逃すな!後編

こんにちは、台湾でウェブマーケティングのサービスを提供する applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

applemint では他社アカウントを引き継ぐ機会や、他社さんの運用状況を監査するような機会があります。その中にリスティング広告(検索広告)、つまりは Google Ads があります。

前回の投稿では広告代理店の基礎設定がきちんとされているかどうかどうやって確認をするか解説しました。

今回も前回に引き続きリスティング広告を運用している広告代理店がサボっているかどうかを確認するチェックポイントを4つご紹介します。今回確認する設定は中級編です。

ぜひこれをご覧になった後実際に自分のアカウントにログインし、チェックして見てください!

その1、除外キーワード設定

まずは除外キーワードの設定を確認します。除外キーワードとはある特定のキーワードが検索された時に自分たちの広告を表示しないように除外することを指します。

例えば私が「AKB」というキーワードを除外したら、「AKB」と検索したユーザーに対して私の広告は表示されません。除外キーワードをきちんと設定することで無関係のキーワードの流入を防ぎます。

除外キーワードが多くあるということは、簡単に言うと、運用担当者はそれだけクライアントのために効率を上げようとしているということです。

除外キーワード656x146 1 in 【台湾Google検索広告チェック】日系広告代理店の手抜きを見逃すな!後編

それではその除外キーワードの設定の確認方法をみます。「キーワード」→「除外キーワード」の順にクリックをします。(以下は旧Google 広告画面ですが手順は同じです)

クリック後以下の様な画面が現れます。

in 【台湾Google検索広告チェック】日系広告代理店の手抜きを見逃すな!後編

クリック後、多くのキーワードが見えたら除外キーワードが多く設定されていることになります。是非確認してみてください!

マッチタイプ

マッチタイプとは Google 検索広告においてどんな条件で自分たちの検索広告を表示させたいか設定をするものです。

例えば「AKB」というキーワードを入稿した時、「AKB」というキーワードが検索された時に広告を表示させたいのか、「AKB コンサート」などAKBとその他の言葉が一緒に検索された時に表示させたいのか設定を行います。

match type

それでは確認の仕方を紹介します。まずはログイン後「キーワード」をクリックしてみてください。(以下参照)

すると、以下のような画面になると思います。

match-type-2

モザイクがあり過ぎてわからないかもしれませんが、通常『+』『””』『[ ]』の記号がない場合、十分に気をつけてください。Google 検索広告ではこれらの記号を使ってキーワードの露出をコントロールします。

逆を言えば、これらの記号を設定しないと、無条件に多くのユーザーへ広告が露出します。無条件に露出した広告の中には無駄も存在します。クリックをされるとその分課金されてしまいます。

ABテストの有無

Google Ads にはとても便利な AB テストを行う画面があります。広告運用において AB テストがされている広告代理店は好感が持てます。

それでは Google Ads におけるテストの設定の確認の仕方をご紹介します。ログイン後左の一番下にある 「下書きとテスト」をクリックします。(下は旧画面のものですが手順は同じです)

AB-test


もしクリック後の画面が空の場合、何も設定がされていないことになります。確認をしてみてください。

スクリプトの設定

Google Ads には Script といって色々な作業を JavaScript を使って自動化させられるメニューがあります。弊社ではレポートの自動抽出や、毎時間の入札金額調整などいくつか導入しています。

弊社が他社のアカウントを診断、或いは監査する時にこのスクリプトが設定されていると、アカウントを運用している広告代理店に対して感心します。それでは確認方法をみていきましょう!

確認は「ツール」→「スクリプト」の順番で行います。

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クリック後、画面に何もなければ設定がされていません。ただしこのスクリプトが設定されてないからサボっているということはありません。JavaScript を理解している人にしか設定は難しいのでされていたら非常に良く、されていなければしょうがないといったとこです。

まとめ

いかがでしたか?私が上記でご紹介した設定を行わなくとも広告の運用は出来ます。しかし私はやることが広告代理店の仕事だと思っています。

それこそが広告代理店が取っている手数料と思っています。無知のままだと広告代理店はそれを利用し、楽をしてお金を儲けようとするかもしれません。

今回ご紹介した設定を知るだけで効率が上がるだけはなく、広告代理店に緊張感を持たせることができるので是非参考にしてみてください!中にはアカウントの閲覧権限を広告主に渡さない広告代理店がいるようですがそういった会社に対しては上記の確認は不可能となります。

もしもリスティングに関してご相談がある方はコチラからお問い合わせください。

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貴社の台湾のリスティング広告は大丈夫ですか?パートナーの広告代理店さんが運用でどんなことをしているかご存知ですか?このブログでは台湾のリスティング広告の基礎の基礎である設定部分の確認ポイントをお伝えし、どのような設定にすればもっと効率のいい運用ができるかアドバイスいたします。

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Leo Sato 佐藤峻

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