広告代理店に物申す!台湾ウェブ広告請求モデル【4選】と広告代理店に絶対に聞きたい質問【3選】

広告代理店に物申す!台湾ウェブ広告請求モデル【4選】と広告代理店に絶対に聞きたい質問【3選】

こんにちは applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

みなさんが広告代理店とウェブの広告運用に関してお仕事をするとき、どんな請求モデルを採用していますか?多くの方が広告予算に対して20%を手数料として広告代理店に支払うというモデルを採用していると思います。実は広告代理店に対する請求の仕方は様々あり、それぞれメリット・デメリットあります。

これをきっかけに広告主の読者の方は請求モデルを考え直してみるのもいいかもしれません。

(参考:https://adespresso.com/blog/ppc-agency-pricing-how-chose/)

広告代理店のプライシング

広告代理店プライシング

では仮に忙しすぎるという理由で広告代理店に運用代行をお願いしたとします。広告代理店から提案されるのは以下のいずれのプライシングになるかと思います。

  1. 時給単位
  2. 広告予算の〜%
  3. フラットレート(固定費)
  4. 成果報酬

それぞれ簡単にご説明したいと思います。

1. 時給単位

時給制

〜の予算に対して1ヶ月に〜の時間業務が発生するので〜(金額)を請求するというものです。

私が日本にいたときの外資の広告代理店がこのやり方でした。主に以下の内容を請求していました。

  1. 制作・運用時間(実際運用などにかかる時間)
  2. アカウントマネージメント時間(会議の出席、メール返信、電話対応などの時間)

仮にある月でもともと見積もった時間を超える業務が発生すると広告代理店はクライアントに対して再請求をします。再請求をした時にクライアントが不満だと再請求ができないので、自然と業務の質に責任を持ちます。

従ってメリットは業務の質が高く、予め請求額がわかることです。契約の業務内容にはない資料作成を要求された場合、その分を請求するのは考えれば当たり前なのですが日本ではそれがタダという概念があるため、残業に繋がります。

デメリットですが運用担当者はどんなにいい効率を出しても決められた額しかもらえないためモチベーションアップが難しいです。そのため、運用担当者とのコミュニケーションは運用者がサボらないように監視するのではなく、効率がよくなったら「感謝」を表した方が内的動機付けに繋がり、成果が上がると思います。

2. コミッション制:広告予算の〜%

ウェブ広告手数料

使った予算に対して〜%を手数料としてもらうという一番よく見られる請求方法です。

広告代理店によりますが通常 10% – 20% が相場です。

このモデルのいいところはいくら使ったらいくら請求されるかがわかる点です。

*POINT*

2点注意点があります。

1. このモデルだと広告代理店は広告主の予算を上げることがインセンティブとなります。効率が良くないのに根拠もなく「もっと予算を上げればCVが取れます」と言われた場合は気をつけてください。

2. このモデルのいい所は自分たちがいくら使ったらいくら払うかわかるという透明性が確保されている事なのに、広告代理店によっては Google や Facebook などの広告管理画面の閲覧権限を付与しない所があります。このような広告代理店は過度に請求するケースがあるためご注意ください。

3. フラットレート(固定費)

純広告費用の上下に関わらず、毎月同じ額の手数料を広告代理店に支払うというモデルです。

広告主にとってのメリットは純広告費用を上げても手数料が変わらないためコスト節約になる一方、フラットレートは大抵 2-3 年の長期契約が前提となるケースが多いため、縛りがネックになります。

*POINT*

季節性のある商品や毎月の広告予算が変動する顧客にはあまり向いていないかもしれません。

4. 成果報酬型

CVと定義した目標1件に対していくらの手数料を払うかというモデルです。

*POINT*

2点注意点があります。

1. 目標をきちんと設定してください。通販であれば 1購入= CV と定義するといいでしょう

2. 広告管理画面のCV 数なのかバックデータの購入数なのか Google Analytics の購入数なのかはっきりさせる必要があります。

広告主はバックデータの購入数を CV としたいと思いますが嘘の報告を言われる可能性があリます。同様に広告代理店は CV タグを複数入れる事で管理画面のCV数を増やせます。私のおすすめはGoogle Analytics の eコマースCV数です。

おまけ:広告代理店とのコミュニケーション

最後におまけとして広告主の読者の方にどうやって広告代理店とコミュニケーションをすればもっと効率のいい運用を実現できるかアドバイスをします。

とりあえず今からご紹介する3つの質問をぶつけてみてください。

「誰が我々の広告を管理しますか?」

気づいたら広告運用経験 1年未満あるいは新卒なんてことはよくあります。きちんとどんな人が運用をしているか把握する必要があります。

「運用担当者は他にいくつ担当を持っていますか?」

経験上一人の担当者がきめ細かく運用する場合私は 5-6 クライアントがいい所だと思います。もし担当者がそれ以上担当しているようであれば放置される可能性があるのでご注意ください。

「運用担当者は他にどんな業務を担当していますか?」

人によっては SEO、PPC、SNS プランニングをしている方がいますが1分野に特化したスペシャリストに頼むのが望ましいです。いかがでしたでしょうか?今回はアメリカの方が書いたブログを内容を少々アレンジして書いてみました。

ぜひご参考ください!

(参考:PPC Agency Pricing Models (Know What’s Right For You・https://adespresso.com/blog/ppc-agency-pricing-how-chose/

※当該内容の正確性や完璧性について一切の保証をいたしませんのであくまで参考にご覧ください。

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