台北國際自動化工業大展に参加して見えた、台湾展示会のリアル

台北國際自動化工業大展に参加して見えた、台湾展示会のリアル

こんにちは!applemintの河野です。

先日、台湾最大級の産業展示会「台北國際自動化工業大展」に参加しました。
産業用ロボットや自動化ソリューションが集まる場として知られていますが、
実際に参加してみると、日本の展示会とは少し違う雰囲気を感じました。

展示会の雰囲気:ショー的な要素も

② in 台北國際自動化工業大展に参加して見えた、台湾展示会のリアル

会場は非常に賑やかで、来場者は業界関係者だけでなく家族連れの姿もありました。
「最新のロボットを見たい!」という層も多く、ショーイベント的な側面もあるのが印象的でした。

展示内容も実用性一辺倒ではなく、「コーヒーを入れてくれるロボット」など話題性重視のものも多く見られました。その一方で、商談用スペースは空席が目立ち、展示を技術力の“お披露目の場”として活用している企業が多い印象でした。

会場で目立ったテーマは物流DX

③ in 台北國際自動化工業大展に参加して見えた、台湾展示会のリアル

展示の中心は物流分野でした。

  • 倉庫内を自動で整理するロボット
  • バーコードを超高速で読み取るOCR
  • 温度管理ができるIoTタグ

台湾では人手不足や効率化のニーズが高まっており、こうした技術はまさに現場の課題解決につながります。また、会場マップをQRコードを読み取り式で用意するなど、運営面でもデジタル化が浸透している点が台湾らしいと感じました。

リード獲得を意識した日系大手の取り組み

④ in 台北國際自動化工業大展に参加して見えた、台湾展示会のリアル

そんな中で印象的だったのが、ある日系大手メーカーのブース運営です。

  • スタッフが積極的に声をかけ、名刺交換を徹底
  • 名刺交換した来場者を営業担当がすぐにデモへ案内
  • 商談ブースを置かず、展示スペースをフル活用して「賑わい」を演出

すべての企業がここまで徹底していたわけではありませんが、「単なるお披露目で終わらせ
ず、次のステップにつなげる工夫」の好例だと感じました。

まとめ:今回の展示会から感じたこと

今回の展示会では、来場者を楽しませる“お披露目型”の展示も多い一方で、
名刺交換やデモを通じてリード獲得につなげる工夫をしている企業もありました。

また、物流DXは実需が広がっている分野で、台湾市場の関心の高さを改めて実感しました。台湾に支社を持つ日系企業の出展も多く、ローカル拠点を活かした取り組みが進んでいるのも印象的でした。

applemintとしては、台湾市場で成果を出すには「展示会を単なるショーで終わらせない工夫」が大切だと考えています。台湾でのマーケティングや現地活動に関心のある方は、ぜひご相談ください!

applemintへのご相談やご連絡はこちらから!

河野 賢人

関連ブログ

にお問い合わせ