applemint 代表佐藤の月間インプット (2022年1月後編) 押しつけがましいコミュニケーションと破滅の法則

applemint 代表佐藤の月間インプット (2022年1月後編) 押しつけがましいコミュニケーションと破滅の法則

こんにちは、先日知床第一ホテルさんとの定例で「明日台北11度で寒いんですよ!」とナメた発言をしてしまった applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。(その日の知床の気温はマイナス5度….)

今日は武蔵野美術大学が行なっている面白いコミュニケーションのワークショップのお話とマジョリティが無意識にしてしまう押し付けがましいコミュニケーション、そして最後に国の滅亡は徴税が鍵というというお話をしたいと思います。

それではどうぞ!

武蔵野美術大学の技術に頼らないコミュニケーションのクラス

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インターネットの普及でどんなカテゴリーのものでもブログや動画で学べる時代になりました。大学で専門的にデザインを学んだ訳ではない僕が独学でPhotoshop を使ってバナーをデザインできるようになったのもインターネットのおかげです。

ちなみに僕は起業前にフリーランスでデザインをしていたのですが、起業した当時の僕のデザインは酷く、よくこの 5年で上達したなと思います?

しかも最近ではcanva というサービスも出てきて、素人でもそれっぽいデザインが作れるようになりました。これはデザインが技術やルックスでは差別化出来ない時代が来たということです。

武蔵野美術大学はこの事をよく理解していて、新入生に面白いワークショップを準備しています。例えば視覚伝達デザイン科では1年生に技術よりもまずは伝える力を身につけさせます?

ある課題では学生は「冷たい線」を書かされます。細い線や太い線はわかりますが、冷たい線はわかりませんよね?また、冷たい線は人によって捉え方が違うので、必ず個性が反映されます。つまり、この冷たい線の課題を通じて伝える力と個性の両方を鍛えているのです?

個性を伸ばせば同じ技術を学んでもアウトプットは必ず人それぞれ異なります。これは素晴らしい考えだなと思いました。applemint でも武蔵野美術大学のワークショップを一部用いて、技術に頼らないコミュニケーション構築方法のワークショップを行なっています?

これにより会社全体のコミュニケーションのレベルアップを測っています。

参考:AXIS (何月号か忘れました…すみません….)

マジョリティによる中途半端なコミュニケーション

先日僕は以下のようなつぶやきをしました。

この話をするきっかけになったのはあるポッドキャストです。そのポッドキャストで、ある人が、「植物の由来のひき肉はもうほぼ肉を再現できてるよね」と語っていました。彼は先日東京にあるベジタリアンのお店に行って、そのお店の肉の再現性に驚いたそうです?

最近 SDGs の影響もあり、環境保護の観点からベジタリアンに興味がある人が増えています。それ自体は何ら悪いことではありません。ただし、僕らが意識しないといけないのは、「ベジタリアン」と言っても、環境保護の観点から肉を諦めたベジタリアンと、そもそも肉が嫌いなベジタリアンがいるということです?

そしてこれは僕の直感ですが、ベジタリアンの方の大半は後者な気がします。単純に肉が嫌いなんです。というのも僕は最近ちょうど二人のベジタリアンに会ったのですが、その二人とも共通して肉の匂いや味が嫌いだったからです?

肉の再現性が高いベジタリアンの商品やお店は肉を諦めた人向けのお店です。また、「肉々しさ」を強調したベジタリアン商品のコミュニケーションは「肉は美味しい」と考えているマジョリティの人の視点に立って考えられたコミュニケーションです。

「肉は美味しい。だからベジタリアンの人にも肉の味を知ってほしい!」と考えるのもいい事ですが、それってなんか押し付けがましいコミュニケーションだと思いませんか?

納豆が嫌いな人に、「大豆じゃなくて、肉で納豆を作ったぜ!これなら食べれるでしょ」と言っているようなもんです。納豆が嫌いな人はそもそも納豆の匂いや味が嫌いなんです。

leo

僕は臭豆腐はどんな調理方法で調理しても嫌いです?

今回 applemint のベジタリアンのスタッフとランチを食べて、自分が普段から如何に押しつけがましいコミュニケーションをしていた事に気付かされました。色々な価値観を持つ人とコミュニケーションをする大事さを改めて感じました。

leo

ちなみに僕が色々な価値観を持つ人とコミュニケーションを取ろうと思わせてくれたのは以下の本がきっかけです

参考図書:『目の見えない人は世界をどう見ているのか

国が滅びるのは徴税から

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お金の流れでわかる世界の歴史』という本から国が破滅するパターンについてお話をします? この本で書かれてあったのは、国が調子いい時は徴税制度がしっかりしている時で、国がダメになる時は決まって徴税制度が悪い時と話しています。

例えば古代エジプトは3000年ぐらい繁栄を極めたのですが、著者の方はその理由が徴税制度にあったと言っています。

古代のエジプトでは官僚 (公務員) が国から給与をもらって税金を集めていました。現代と同じシステムです。ただし現代では官僚が賄賂を受け取ったり、会社の経理がよく会社のお金を横領します? エジプトでは官僚が悪事を働かなかったのでしょうか?

古代エジプトでは官僚を厳しく監視する監査機関があって、官僚が悪事を働くと、かなり重い罪を受けたそうです。残念ながらその後エジプトでは王家 の力が弱まり、一部の官僚が余分な課税をして私腹を肥やして国の収入が減り、それを知らない国は国民に更に課税し国民の不満が爆発して崩壊したそうです。

似た話は古代ローマにもあって、結局徴税をうまくできない国が滅んでいます。これを会社に当てはめると、スタッフが稼いでくれたお金を横領したり私物化したりすると滅びるよって事です?

そうは言っても会社のお金を使ってキャバクラや飲み会、ゴルフに行く人は後を絶ちません。幸い僕はキャバクラとか興味ありませんし、あまり飲み会にも行きませんし、ゴルフも何が面白いかわかりません。というか誘われません?

leo

あ、めっちゃ嘘つきました。進撃のノアさんのクラブReims には興味あります(笑)

例え今後キャバクラに興味を持ったとしても、必ず自分のお金で行きます。なぜなら僕が会社のお金を私物化した時点で、会社は破滅の道に向かうからです。

コロナウイルスが発生する以前、多くの日本人が大した用もなく台湾に出張し、会社の経費でキャバクラに行っていたらしいですが、これは会社が滅ぶパターンです(自分でお金を出していたら無問題です!)

幸い台湾に出張で人を送れるような上場企業さんとかは内部留保がとんでもなくあるので、つぶれることはほとんどないでしょう。しかし油断していると世界にぶち抜かれます(というか結構ぶち抜かれている)。そして気づいたらやばくなります。

以上 applemint 代表佐藤からでした!

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Leo Sato 佐藤峻

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