【台湾に進出する重み】台湾撤退を経験した台湾人からの言葉

【台湾に進出する重み】台湾撤退を経験した台湾人からの言葉

こんにちは、台湾で applemint というデジタルマーケティングの会社の代表を務める佐藤  (@slamdunk772) です。

今日は表題にある通り少し重いテーマのブログを書きます。具体的にはうちのスタッフが、以前勤めていた日系企業が台湾から撤退した時の心境を語ったブログを、僕が日本語に翻訳して少しアレンジを加えてお届けします。

2021年の 8月、applemint に Ariel という新入社員が入社しました。彼女は applemint に入社する前に秋田県のプロモーションをお手伝いする某日系企業で勤めていました。彼女はその会社で台湾事業立ち上げから携わったわけですが、なんとコロナ渦の2021年の2月に会社の台湾撤退に遭遇します。

これをご覧の方は台湾から撤退する日系企業の日本人の話を聞く機会はあっても、台湾から撤退する日系企業に勤める現地スタッフの話を聞く機会は中々ないのではないでしょうか?

僕としては台湾に進出する事はとてもいい事だと思っていますし、仮に僕らにお手伝いをしていただければ全力でお手伝いします。ただ、このブログでは「台湾に進出する事とはどういうことか?」改めて考えていただければ幸いです。

彼女にとって最初の仕事

Ariel は新卒として台湾にある日本の某銀行が出資した秋田県PR の会社に就職しました。彼女はそこで約2年間ほど台湾における秋田県の PR のお手伝いをしていました。

彼女の主な業務は秋田県の食材を台湾に輸入するための手配や、秋田県を PR するためのイベントの運営でした。

彼女のすごい所は、その会社のスタッフは彼女を含めてたったの二人だったのですが、彼女はそんな2人の会社に2年間勤めた事です。僕だったら息苦しくてすぐに辞めてたと思います😂

撤退の話は突然に

仕事を始めて2年が過ぎた2020年の11月某日、仕事を終えた Ariel は突然上司に呼ばれます。例の「ちょっといい?」ってやつです。その時の彼女の心境は「私何かミスったかな?」だったそうです。

そこで彼女が上司から聞いたのは「台湾から撤退をする」という言葉でした。2020年11月当時、日本はコロナウイルスで大騒ぎしていましたが、台湾はコロナ優等生ということもあり感染者はほとんどいない状況でした。

なので内心かなりびっくりしたそうです。不幸中の幸いか、彼女は実は離職を考えていたらしいのですが、次のプランが決まる前に不運な形で退職が決まってしまいました。その時の彼女の心境は以下です(中国語):

雖然原本也有想滿兩年離職的心(哎呀後來看了Leo的文章覺得好像不應該XD)但沒想到竟然是先被告知,本來還可以慢慢思考未來工作的事卻好像時程被提前了,當然心裡非常不安,尤其公司結束是2月左右,差不多是過年前後,當然過年過節免不了被親戚們逼問工作上的事,對於未來迷茫的我,可說是最痛苦的一段日子。

会社は2020年の11月に台湾撤退を決め、2021年旧正月明けの2月に完全撤退をしました。本来ならリラックスする旧正月休みが彼女はその年不安で全然落ち着けなかったそうです。

撤退理由は事業不振

Ariel いわく、この会社が撤退した理由はコロナウイルスの影響で日本のお土産ショップの収入が激減し、台湾の事務所に資金を投じる余裕がなくなったからだそうです。また、台湾事業もあまり調子は良くなかったようです。

この時少なくとも台湾事業が好調だったら、日本の本社は日本で儲けが出ない代わりに台湾事業は継続させるという判断をしていたかもしれません。この時、台湾事業の日本人責任者はどういう考えだったかというと、当然申し訳ない気持ちはありながらも「しょうがない」という感じだったと Ariel は話しています(以下中国語原文)。

對於他們來說,雖然也覺得在自己手上結束不太好,但既然是總公司的決定我也沒辦法(しょうがない),甚至有種反正原本也是再兩年就要被調回日本了的消極想法。我想如果外派人員是長期派駐並擁有較高的決定權,也許會想辦法向日本總公司證明不應該就這麼撤退的吧。

もしも駐在員に決定権があったら、日本に対してもう少し積極的に話をしていたかもしれません。あと、駐在員はそもそも駐在期間が大体2-3年なので、2年で事業を撤退して日本に帰っても結構予定通りな訳です…

しかし現地スタッフは再度一から就職先を探す必要があります。Ariel は幸いにも新卒で入社し、まだ若かった事もありうちが採用しなくても多分どこかには入れたと思います。

しかしそんな彼女でも再度就職するには半年ほどかかっています。もしもこれが30代後半や40代の転職が比較的に難しい年齢の方だったらと思うと本当にゾッとします。

変わった僕の考え

こういう話を聞いて改めてリーダーは勝たせないといけない事を痛感しました。僕は会社を何百人、何千人規模にしたいという考えは正直ありませんし、上場も特に考えてません。

また、会社は成長しなければ勝ち残れません。ここでいう成長とは必ずしも人数が増えることに限った話ではなくサービスの質もそうです。なので僕は出来る限りの事をやろうと思っています。

僕は台湾で一番信頼されるデジタルマーケティングの会社を目指していて、同時に世界を目指しています。 Wieden + Kennedy 並のクリエイティブと Brainlabs 並のデジタル力をつけたいと思ってます。彼らを100とすると、僕らはまだ20とかでしょうか。目標のためには仕事量でも絶対に負けたくありません。

でも一部の駐在員のお話を聞いているとどうもそういう感覚じゃないようです。例えば先日お会いしたある駐在員の方は、「一部の駐在員は一度夢を見るために台湾に来ている」と言ってました。

しかし例えば今回の Ariel のケースのように駐在員だけ夢を見て台湾事業が不調になったら現地のスタッフをリストラして自分だけ日本に帰るリーダーはどうでしょうか?こういう話をするといつも思い出す事があります。

2021年の春、僕は台湾にある某日系のレストランで食事をしました。すると、台湾事業があまりうまくいっていないと噂される会社の代表者が来店して楽しくお酒を飲みながら会食をしていました。

もしかしたら台湾事業のための食事かもしれませんが、少なくとも僕はその人から現地の従業員の生活を背負っているという危機感は感じられませんでした。この時の光景はなぜか鮮明に覚えています。

僕は自分自身が勝つのはもちろん、日系の会社に就職してリストラされる Ariel みたいな子を一人でも減らすため、台湾にある日系会社のサポートをしています。毎週何時間もかけて有料級の情報を Youtube やブログで発信して、台湾にいる日系企業に失敗の回避と成功の秘訣を結構裏表なしで語っているつもりです。

自分さえいいと思っていれば低評価やクソリプを受けながらYoutube で顔出しなんてしません。

また、言うだけじゃなくて結果も出しているつもりです。実際台湾では KARADA factory さんからは全幅の信頼を頂き、全て任せて頂いた結果、V字回復を成し遂げました。

このブログを読んで applemint だったら勝たせてくれると思ったなら一緒に勝ちましょう。僕は台湾にある日系企業を一社でも多く勝たせたいと思っています。

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Leo Sato 佐藤峻

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