台湾就職希望者必見!雇用主の視点で内定率UP!

台湾就職希望者必見!雇用主の視点で内定率UP!

こんにちは、台湾でウェブマーケティングのサービスを提供する applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

僕は台湾で暮らしてもう6年ぐらいになるのですが、4年前に台湾の現地企業へ転職をしました。そして3年前僕は applemint という会社を台湾で立ち上げ、現在は雇用主として採用する側を経験しています。

雇われる側と雇う側両方を経験して気づいたことがあります。

それは4年前に限らず、今まで転職する時に、もっと雇用主の視点に立って転職活動をしていたら内定率がもっと上がっていたのではないかということです。

そこでこのブログでは具体的に何をすれば台湾での就職が有利になるか、台湾の会社に転職をした人の視点ではなく、雇う側の視点でお話をしたいと思います。

台湾で就職を希望したらまず何をするか?

台湾で就職/転職を希望したらまず何をしますか?ググりますよね?2020年2月27日現在、「台湾 転職」とググった結果は以下です (1ページ目):

台湾転職656 in 台湾就職希望者必見!雇用主の視点で内定率UP!

広告と人材派遣会社の求人情報が溢れてます。クリックすると中には超高額な給与の求人もあって、ものすごく魅力的です。

とりあえず登録して応募しようと思った方!

ちょっと待ってください!!!

まず、そもそもなぜ企業の求人情報が人材派遣会社のサイトに載っているか考えてみてください。

(読者):「はぁ?人が欲しいからに決まってるでしょ」

もちろん、企業は人材が欲しくて人材派遣会社の求人サイトに求人情報を載せているわけですが、このサイトを通じて求職者の転職が決まった場合、企業は人材派遣会社に対して手数料を払います。

そしてこの手数料は通常、求人の給与が高ければ高いほど高くなります。

雇用側の本音は、人材が欲しくて人材派遣会社に登録しているものの、もし可能なら手数料なんて払わずに人材を獲得したいはずなんです。

つまり楽に仕事を探そうと人材派遣会社に安易に登録して、人材派遣会社に仕事を斡旋してもらうことは、雇用主からしてみれば実はあまり嬉しいことではありません。なぜなら、人材派遣サイトに登録したあなたを雇えば雇用側は手数料を払わなければいけないためです。

雇用側の視点に立って考えるのはこういうことです。

雇用主から見た人材派遣会社に登録するデメリット

recruitment in 台湾就職希望者必見!雇用主の視点で内定率UP!

人材派遣会社の登録と手数料の話を続けます。例えば A さんと B さん2名が企業の面接を受けるとします。Aさんと B さんはほぼ同じ能力です。企業側は両者に対して同じくらい良い印象を受けました。

ただしAさんは人材派遣会社からの紹介で、Bさんは直接応募です。

一人しか採用予定がなかったら企業はどっちをとると思いますか?十中八九 B さんです。手数料がかからないわけですから。

つまり、人材派遣会社に登録した時点で登録者は他の面接者よりも極めて優位な点がないと実は採用されにくい可能性があるという意味です。

逆を言えば、雇用する側は人材派遣会社に手数料を払う代わりに特別な人材を求めているので、人材派遣会社は特別なスキルや経歴がない人を送り込んでも採用までに至ることは難しいということです。

人材派遣会社に登録をすると、色んな会社を紹介され面接までたどり着きやすいかもしれませんが、面接の回数が増えれば採用の確率が上がるという訳ではないと僕は思っています。

※ただし”日本人”を欲している企業は台湾に結構あるので、「日本人」が台湾の人材派遣会社に登録すると、それだけで優位性は出ます。従って、日本人で尚且つ求人情報と経験がマッチするひとは人材派遣会社に登録をしても結構うまく行く可能性は高いです。

仲介業者がない方が給与をあげやすい

salary 2 scaled in 台湾就職希望者必見!雇用主の視点で内定率UP!

人材派遣会社は手数料を取ると話をしましたが、実際いくらぐらい取るのでしょうか?会社によりますが、まーまー高いです(笑)

仮に先ほど例で挙げた A さんと B さんに希望給与を聞いたとします。Aさんは 30,000NT、Bさんも 30,000NTです。

A さんはこれに人材派遣会社の手数料が追加されます。つまり、Aさんの1年目の月給は採用側からすれば、月 30,000 + 人材派遣会社の手数料みたいに見られちゃうんですね。

もしも A さんが長く会社にいれば1ヶ月あたりの手数料が勤続年数にあわせて安くなりますが、例えば 1-2年で離職されたらどうでしょう?

たまったもんじゃありません。そして台湾人は結構辞めます(苦笑)それでは日本から台湾の会社へ転職する日本人はどうでしょうか?

僕の周りの日本人は結構短期で辞めてます(苦笑)台湾人に影響されてるんですかね…..会社側にももちろん原因はあると思いますが、人材がすぐに抜けることを考えたら採用側はなおさら人材派遣会社さんの力を借りたくないと思ってしまいます。

また、この状況は逆を言えば、求職者は直接企業に連絡をした場合、ちょっとぐらい給与を高く設定しても採用される可能性が高いということです。なぜなら直接応募は手数料がないからです。

つまり、直接企業に応募する方が採用される確率が上がり、給与交渉も有利に立てる可能性があるということです。

雇用側が一番嬉しいのは直接応募

email in 台湾就職希望者必見!雇用主の視点で内定率UP!

ここまで如何に人材派遣会社に登録するのが雇用側にとっては悩ましいということを話しました。つまり雇用側が一番欲しいのは面接希望者からの直接の連絡です。

これは採用に限らずホテルや飛行機の予約とかもそうだと思います。expedia や booking.com を介すより直接予約がいいことは京都で旅館を経営している友人から聞きました。

では直接応募するためにはどうすればいいか?自分で会社を探すということです。

もちろん転職を希望する側にとってはこれはかなり面倒です。ただし採用する立場から考えたら、直接応募の方が理論上は内定率が上がると思います。

残念ながら現状は直接応募しても連絡が来ないケースが結構あるのではないでしょうか?Google とか1日に何万も履歴書が送られるケースを除いて、直接応募は有名な企業でも一日10通ぐらいがいいところではないでしょうか?

DM をして返事が来ないような会社は、直接応募が如何に大事か理解していないので恐らく組織に問題があります(苦笑)(添付した履歴書や DM の中身に魅力がなければそもそも連絡は来ませんが….)

ここで働いてみたいなーと思った会社があれば、きちんと自分がどう貢献できるか書いた上で根気よく直接応募してみましょう。どうしても返事が来ない場合は、人材派遣会社の登録がいいと思います!

僕が非常に賢いと思った某求職者のやり方

linkedin in 台湾就職希望者必見!雇用主の視点で内定率UP!

残念ながら採用を人事に丸投げして、経営陣が求職者からの DM の重要さを人事に伝えていない組織は数多くあります。

そのため直接 DM を送っても返事が来ない場合はもちろんあります。

そこで最後に直接連絡しても返事が来ないと思っている方へ、僕が出会った賢い求職者のやり方をご紹介します。

applemint は 104 で人材を募集しているのですが、ただ募集していてもうちのような会社は見向きもされません。そこで applemint は人材に直接 DM を送っているのですが、某求職者Aさんは104 で applemint の DM を受け取った一人です。

彼女は DM を受け取った後、applemint のサイトに行って僕の名前をコピペして Linkedin で僕につながりを申請してきました。つながりが承認された後は直接DM が可能になります。

Linkedin でつながりが承認された後、僕と彼女は直接 DM でやり取りを始めました。このやり方は非常に感心しました。

転職希望先の企業代表者が Linkedin を持っているか否かは別として、代表者と繋がろうとした行動力はすごくいいと思います。ちなみに DM を先にしたのは僕でした。この子がその後どうなったかは皆さんの想像にお任せします。

まとめ

まとめます。台湾で就職/転職を有利にする方法をまとめると以下の4つを意識するといいと思います。

台湾転職を優位に進める4つのポイント

1. 安易に人材派遣会社に登録をしない
2. 自分で入りたい会社をリサーチして目星をつける
3. 入りたい会社に直接応募
4. 連絡が来ない場合は SNS で代表者を探して DM

SNS で代表者を探せない場合や直接応募で連絡が来ない場合、もう一度直接応募してみてください。ただしもう一度応募する際は、メール内に「〜〜様」と直接代表者の名前を書いてみてください。例えば applemint に直接応募するなら

「applemint 代表佐藤様」

と日本語で書いてみてください。台湾人の人事担当者は、「やばい、社長への連絡だ」と思って社長へメールを転送すると思います。

会社の代表者に DM をする時はくれぐれも相手の方が返事をしたくなるような内容を書いてください。「お願いだから雇ってください」とかもちろんダメです。
履歴書はインフォグラフィックを使い、読み手にわかりやすい内容にするといいでしょう。

以上台湾で会社を営む雇用する側からの視点で台湾の就職/転職について書いてみました!このブログが皆さんの参考になって台湾にある企業に就職できることを願っています。

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Leo Sato 佐藤峻

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