【台湾新規進出企業必見】台湾特有のメディア戦略と日本と全然違うPR戦略

【台湾新規進出企業必見】台湾特有のメディア戦略と日本と全然違うPR戦略

こんにちは、台湾でウェブマーケティングのサービスを提供する applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

今日は台湾のメディア戦略とPR 方法についてお話しします。このブログを書こうと思ったきっかけは先日お会いした台湾進出を考えているある方からのこんなひと言です。

「台湾って大手メディアとかありますか? PR ってどうすればいいんですか?」

結論から言うと、台湾には日本の方が考えているような ”大手メディア” はないと僕は思っていて、PR 戦略も日本のやり方を踏襲すると結構痛い目に遭うと思っています。ただ、台湾に進出した事のない方は当然その事を知りませんし、具体的になぜ大手メディアがなく、どんな PR 方法があるかわからないと思います。

そこでこのブログでは、台湾でもう既に6年ほどデジタルマーケティングに従事していて、尚且つ台湾にいる日本人ビジネスマンの中ではコラム執筆やテレビ出演等メディアへの露出が多い僕の実体験を基に、みなさんに台湾のメディア戦略やPRについて特別にお伝えしたいと思います。

本来であればこうした記事は僕の有料メディア applemint lab でお伝えしていますが、今回は特別に有料級の情報を公開したいと思います!もしもこのブログのようなちょっとディープな台湾のマーケティングやビジネスに関する内容に興味がある方は、applemint lab を覗いてみてください。毎月10〜15本書いてます。

それではどうぞ!

台湾には大手メディアがない?

台湾にはメディアが存在します(笑) 当たり前ですね…Yahoo台湾やその他のオンラインニュースメディアや、Vogue 台湾といった雑誌メディア、そしてテレビ局も存在します。ではこれらのメディアがどれだけ影響力があるかと言うと、正直影響力は日本の皆さんが考えているような影響力はないと思っています。

例えば僕は毎月換日線というメディアに中国語でコラムを寄稿しています。換日線は天下雜誌という台湾で有名なビジネス雑誌を出している出版社が運営している、「世界」にフォーカスした雑誌といった位置付けです。

leo (佐藤峻)

天下雜誌は日本でいう「ダイヤモンド」のようなビジネス雑誌で、台湾のビジネスマンならほとんどの人が知っています。

Facebook のフォロワーは40万人以上いて、割とでかいメディアです。僕が過去に書いたこちらのコラムは結構バズり、Yahoo台湾や、LINE today で転載され、facebook では何百もシェアされました。現在までのPV 数は10万を超えています。

その効果はどうだったと思いますか?大した事ありませんでした😅

一部台湾企業からお問合せは来ましたが、台湾の企業からのお問い合わせは過去の経験上大したお問合せではなく、成約率は低いです。なので、今まで10本以上コラムを執筆して成約に至った企業は多分1〜2社です。

その他には、この前看東亞という台湾のビジネスマンが主に見る1時間程度のテレビ番組にもゲストで出演をさせて頂きました。視聴者は台湾のビジネスマンなので、applemint のターゲットと合致しています。

leo (佐藤峻)

放送したのは『寰宇新聞』というテレビ局で、日本で言うテレ東のビジネス版みたいな感じです。

しかも番組の途中では5分ぐらい僕の台湾で起業したお話しや特集もありました。では効果はどうだったと思いますか?そんなにありませんでした😅
一応参考までに、現在までに動画は8,000回ぐらいは試聴されています。テレビに出演し特集も組んで頂いたのにそんな感じです。そんなもんです。

自分達がテレビに出演したり、メディアに掲載されたからといって、台湾では日本人が考えるような ”大手メディア” に出た時のようなインパクトは少ないでしょう。従って、台湾でPR やバズる事を狙っても効果はたかが知れているということです。

では台湾ではなぜこのような “大手” メディアが存在しないのでしょうか?次の章でご説明します。

ケーブルテレビの存在とオンライン

日本では誰もがタダで観れる民放のチャンネルがいくつかありますが、台湾ではテレビを見ようとしたら基本的にはケーブルテレビの料金を払わないとテレビは見れません。これは少しアメリカに似てます。

台湾のケーブルテレビは何十チャンネルもあり、正直いくつかは全く見た事がありません。日本で手っ取り早く認知度を上げたい時はいくつかの民放チャンネルに CM を出せばそれなりの効果があるでしょうが、台湾で同じような事をしようとしたらいくつものチャンネルで CM を出す必要があります。

これはコストパフォーマンスが非常に悪く、なおかつ台湾の市場規模は2300万人程度なので、やる価値はあまりありません。

インターネット広告の効率と透明性

そんな中 SNS の時代が来ると台湾人は一切に Facebook を使い始めます。2022年現在の台湾における Facebook のアクティブユーザー率は未だに8割以上です。また、台湾人の8-9割はメッセージにはLINEを使い、動画は主にYouTube を見ています。

このようにインターネットのメディアに目を向けると台湾人の行動はあまり分散されておらず、台湾人は基本的に Facebook か、Googleか、LINEを使用しています。

そうすると、台湾ではデジタル広告をした方が効率的に台湾人にアプローチできるよね?って話になります。Facebook、Google、LINE といったメディアにデジタル広告をすれば、まとめて台湾人にアプローチしやすいということです。尚且つデジタル広告をすると効果が可視化出来るため、広告主は徐々にインターネット広告に予算を出し始めました。

KOLそしてインフルエンサーの台頭

広告主がデジタル広告を積極的にし始めた当初はとても効率が良かったです。クリック率はバナー広告でさえ0.5%とかあり、Facebook 広告に至っては平均で2-3%のクリック率がありました(現在は良くて2%ほど)。

そこへ新たな波が来ます。KOL/インフルエンサーです。日本ではかなり早い段階で「ステルスマーケティング」という言葉が普及しましたが、台湾では未だに有名人のプロモーションに対する法規制は緩いです。

話を戻します。一部の KOL/インフルエンサーが Facebook でたくさんのユーザーを獲得した結果、彼らに影響力が生まれました。彼らはその影響力を使って商品を Facebook でプロモーションした所、これが大当たりします。当時はすごい時でクリック率10%、コンバージョン率(購入率)5%なんていうインフルエンサーもいました。

その結果、台湾ではインフルエンサーや KOL がお金の匂いを嗅ぎつけ、インフルエンサーが爆増し、価格も急激に高騰します。しかしKOLの価格高騰とは横目に、ネットリテラシーが上がったユーザーが増え効果は限定的になっているのが現在です。

More to read

このブログでは台湾のインフルエンサー/KOL マーケティングの現状や対策、今後のデジタルプロモーションの在り方について applemint の見解を書いています。

2022年までの流れとこれから

いかがでしたか?台湾では日本のように民放のテレビ局がなく、基本的にケーブルテレビなので、台湾人へのリーチは限定的になります。そこへ登場したのが SNS 及びデジタル広告です。そして SNS に人が集まった結果、インフルエンサーや KOL が出てきて、現在に至るというのが台湾の現状です。

ここまで振り返ると何か気づきませんか?日系企業に関わらず多くの広告主は「台湾人が集まりやすい場所」ばかりに広告をしているということです。効率良く見えるかもしれませんが、これでは最終的に勝つのは資本力がある大手です。

もしもこれをご覧の方が大手企業勤務ではないものの、台湾に進出したいとお考えの場合、僕は大手の戦場を避けます。ではどうすればいいのか?ニッチを狙うことです。どうやってニッチを狙うのか?

これ以上書くとまた一つブログが出来るので、もしも興味がある方は以下の applemint lab の有料記事をご覧ください。少なくとも僕ら applemint はニッチを狙ってここまで5年間異国の台湾で何の資本のバックアップもなしにやってこれました。

みなさんのご健闘をお祈りしています!

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Leo Sato 佐藤峻

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