台湾起業7年目の燃え尽き

台湾起業7年目の燃え尽き

こんにちは!台湾でデジタルマーケティングの会社 applemint の代表を務める佐藤(@slamdunk772) です!

今日は起業7年目の燃え尽きについて皆さんにお話しをしたいと思います。

結論から言うと、起業において重要なのはアイデアでも頭脳でもなく、やり抜くメンタルみたいなお話が出来ればとも思います。

恐らく起業家の多くは、起業してからどこかの段階で、今から僕がお話しする状況に直面しているのですが、誰にも理解されず頑張っています。
その状況とは、燃え尽き症候群です。

信じられないかもしれませんが、仕事はアルコールやタバコのように、中毒性があって依存の対象になりえると思っています。しかし仕事への依存とアルコール・タバコへの依存との間にある大きな違いは、仕事への依存は体力を使うことです。

そのため、身体がメンタルに追いつかないことが時としてあると思っています。
今日は僕の身に起きた、そんなお話が出来ればと思います。

Work as life とブルーマンデーの喪失

日本の有名な教授であり、実業家の落合陽一氏は、以前自身の著書でwork-as-life という概念を実践していることを話していました。

簡単に言うと、仕事とプライベートを完全に分けるのではなく、仕事と一体化した生き方を彼は実践しています(2024年現在の今はわかりませんが…😅)

日本人は元来オンとオフを分けるような生き方をしておらず、生活の一部に常に仕事があったため、日本人には仕事と生活が一体化した人生のほうが向いているのではないかと、彼は語っています、

そんな僕も起業後、気づいたら work-as-life を実践し、休日も週末も関係なく仕事をしています。
このメリットは毎日の感情に起伏がないことです。

スタンフォード大学のAnna Lembke教授は、現代人が如何に簡単に快楽(ドーパミン)を得られるか描写し、快楽の欠如によって鬱病が増加している事に対して警鐘を鳴らしています。

ドーパミンを過度に得ると、ドーパミンがない時にやる気を無くします。月曜にブルーマンデーを感じるのは週末と平日に得られる快楽に差がありすぎるためです。

なので、落合陽一氏は平日も週末も関係なく、生活の一部に仕事を取り入れれば感情の起伏がなくなるみたいな事を言いました。僕もWork as life を実践し、結果的に確かにブルーマンデーは無くなりました。

また、仕事ばかりしていた毎日に不満はありませんでしたし、ストレスも感じているとあまり思っていませんでした。しかし最近ある出来事をきっかけにこのやり方を考え直す必要があると考え始めました。

2/28の翌日に起きた出来事

bed in 台湾起業7年目の燃え尽き

2/28は毎年台湾では祝日なのですが、2024年の2月28日は、僕は前の週にタイへ出張に行っていたため仕事が溜まっており、溜まっていた仕事をこなしました。

とは言え、先週の出張から疲れが溜まっていたので、仕事の合間に適度に休憩を入れつつ、以前ヘルニアの手術をした肩を労る意味も込めてマッサージに行きました。その後、僕は夜に運動もして、身体もリフレッシュさせました。

そうして迎えた翌日の朝、家から会社へ向かおうとすると、驚くほど足が動かない自分がいる事に気づきました。足が重いんです。

これをご覧の多くの方は、もしかしたら毎週月曜日に会社への足取りが重いかもしれません😅

僕も東京で会社勤めをしていた時は、会社に行くのが辛すぎて毎日重い足を引きずって会社へ出勤していました。ただし、起業してからは出社が少し嫌な事はあっても足が重くなるような事はありませんでした。
本当に足に足枷がはめられているようでした。

本当にもしかしたら相当な疲れとプレッシャーが来ていたのかもしれません。僕は4/20にイベントを控えていますが、通常業務に加えてそのイベントの全責任を負っています。

イベントの内容が”性教育”で、AV女優さんを招いて性のお話を真面目にしてもらうのですが、”AV女優” というだけで、色んな方から偏見の目で見られています。イベントの集客の難易度が高く、このイベントのプレッシャーもとても感じています (自分がやりたいイベントと集客出来るイベントに乖離がある事は多々あります)

同時にこのタイミングで社員も離職し、疲れとプレッシャーが一気に来ました。

この時ばかりは、一気にやる気がなくなり、「これが続くとうつ病になるんだなー」と思いました(こうして書くことによって、自分をメタ認知(後設認知)し、自分のメンタルヘルスの改善を試みています)

起業とメンタルヘルス

mental health in 台湾起業7年目の燃え尽き

起業で1番大事な事は何でしょうか?

頭脳でしょうか?人脈でしょうか?実績でしょうか?

僕は迷わず体力とメンタルと答えます。

どんなにいい大学を出ていようと、体力がなければ行動できずに終わります。また、体力がある人でも、ビジネスが軌道に乗った後に、その仕事を何年間も続けるにはタフなメンタルが必要です。

サッカー元日本代表に、長友佑都選手という選手がいます。元々イタリアの名門 Inter Milan で活躍し、その後トルコやフランスでもプレーした名選手です。

実は彼は、高校卒業後プロにはなれず大学へ進学し、大学でも1年生の頃はプレー出来ず先輩の応援を主にしていました。

彼は後にインタビューで、彼よりすごい選手はたくさんいたけど、彼がイタリアでもプレー出来たのは、「メンタル」のおかげだと話しています。

起業も似ている部分があって、確かに戦略や技術、ノウハウは大事なのですが、体力とメンタルがあって初めてそれらが生きます。

しかしながら僕が昔通っていた政治大学の MBA の起業のクラスでは、その当時メンタルを鍛えるクラスはありませんでしたし、体力を養うためにジムへ行くようなクラスもありませんでした。

僕は幸いにも毎年違う挑戦があり、今の仕事を楽しんでいます。台湾、日本、タイの三ヵ国で仕事をして刺激もあり、すごい恵まれた環境で仕事をしていると思います。

しかし時に体力とメンタルは一瞬でやられる事があります。芸能人や歌手の方などは僕が感じているプレッシャーの何倍ものプレッシャーを感じているでしょう。

今日は起業した人たちの弱みというか、ちょっと裏の側面についてお話をしました!

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Leo Sato 佐藤峻

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