【今注目】台湾スタートアップ4社ご紹介

【今注目】台湾スタートアップ4社ご紹介

こんにちは、台湾でウェブマーケティングのサービスを提供する applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

台湾で有名な企業と言ったらどこが思い浮かびますか?

HTC?フォックスコン? ASUS? Giant?

これらの会社はもちろん非常に有名ですが、共通して創業20年以上になります。では創業間もない、台湾で有名なベンチャー/スタートアップはどこでしょうか?

このブログでは、国家発展委員会という政府が発足した Startup Island という組織が2021年に取り上げたスタートアップ企業9社の内、話題の台湾企業をいくつかご紹介したいと思います!

参考:NEXT BIG 新創明日之星:嚴選 9 家領頭羊企業,帶動台灣品牌衝進國際競技場

17 Media

17 media in 【今注目】台湾スタートアップ4社ご紹介
参考:https://17.live/zh-Hant (アクセス:2022年4月6日)

まずは日本でも割と有名なライブプラットフォーム 17 Media についてお話をします。17 Media は 2015年に元有名ラッパーの黃立成という人が創業しました。

日本で若手起業家として有名な前田裕二氏が創業した SHOWROOM と似たサービスと言えばなんとなくわかるでしょうか?ちなみに日本人の皆さんは17を「イチナナ」 と呼んでいますが、台湾では「イー・チー」と呼びます。

ちょうど、「一起」(日本語訳:一緒に) という単語と同じ発音で、イー・チーという愛称で親しまれています。創業者が芸能人ということもあってか、台湾ではアプリが公開になると有名人がこぞって17で Live 配信をし、瞬く間に有名になったようです。

その後 2017年には日本に進出し、2020年の発表ではアプリが 1000万DL を突破したようです。現在日本市場における17 のライブアプリとしてのプレゼンスは高く、ライブ配信のマーケットシェアは 1位とも言われています。

これまでに数々の投資機関から投資を受けている 17 は世界進出に余念がありません。現在までに日本のほか、香港、インドネシア、アメリカにも進出しています。そんな 17 media は 2018年にアメリカのニューヨーク市場に上場を試みました。しかし問題が発生し、土壇場で上場を取りやめます。

原因はもともと投資をする予定だった投資機関がお金を集められず投資を止め、それが原因で 17のビジネスに不安を感じ始めた別の投資機関が投資を取り消し始めたため、上場を土壇場でキャンセルしたようです。今後、再度ニューヨーク市場への上場は十分に考えられるので、今後の動向がますます気になる台湾企業の一つです。

leo (佐藤峻)

一時期台湾のテレビで、これでもかというぐらい CM が流れていました。

ちなみに創業者の黃立成氏は18禁アダルトライブプラットフォームとして台湾で人気が急上昇している SWAG の創業にも関わっているようです。

参考:日本での DL 数「17直播拚出日本市占第一,超強賣夢術怎麼包裝的?
参考:投資機関からの投資「「神魔」執行長領投,M17 獲新一輪 2,500 萬美元資金
参考:17 Media 上場キャンセルについて「紐交所上市為何失敗?M17 執行長終於開口:我的錯

GOGORO

gogoro in 【今注目】台湾スタートアップ4社ご紹介
参考:https://www.gogoro.com/tw/ (アクセス2022年4月6日)

続いて紹介したいのは、2011年に創業した台湾の電動バイク (スクーター) の会社 Gogoro です。2017-2018年にかけて、台湾で急激にプレゼンスが伸びた印象があります。

車や通常のバイクはガスがなくなったらガソリンスタンドに駆け込みますが、Gogoro の場合は Gogoro ステーションに行くことになります。2022年4月6日現在、台北市内には gogoro ステーションが以下のように分布されています。

gogoro map in 【今注目】台湾スタートアップ4社ご紹介
参考:https://www.gogoro.com/tw/findus/ (アクセス2022年4月6日)

台北に限ってお話をすると786ステーションあるようです。これはやばいです。

これだけあれば、安心じゃないでしょうか。また Gogoro は SPAC (特別買収目的会社)との合併により、2022年4月にはナスダックに上場しました。

参考記事:台湾の電動スクーター「Gogoro」がSPAC上場へ、中国とインド視野に

現在電動スクーターは結構な勢いがあるらしく、こちらの新聞によると、2022年1-2月の売り上げは前年度同月比で132.2%の成長だったらしいです。また、最近ではウクライナ事情によるガソリンの高騰もあるので今後は更に購入者が増える気がしています。

leo (佐藤峻)

台湾では電動スクーターに乗り換えると補助金を受けられる仕組みもあります。

ただ僕は個人的にバイク自体が結構嫌いです? (くれぐれもバイクを乗る方々をディスるつもりはありません)僕のバイク嫌いの背景には台湾のバイク事情が影響しています。台湾のバイク運転手は本当にマナーが悪く、一歩間違えればすぐに事故に遭います。なので僕は台湾では切実にバイクの数を減らす規制をして欲しいと思っているぐらいバイクが嫌いです…

PINKOI

pinkoi 1 in 【今注目】台湾スタートアップ4社ご紹介
参考:https://jp.pinkoi.com/ (2022年4月6日アクセス)

続いては、デザイナーズ商品を多数扱う EC サイトの Pinkoi についてご紹介したいと思います!日本だと、台湾の可愛い雑貨が手に入るという印象が強いかもしれません。

Pinkoi も Gogoro 同様 2011年に創業した会社で、2015年に GMO から 9億円ほど調達した後、アメリカの有名なベンチャーキャピタル Sequoia Capital から11億円の出資を受け、海外展開を加速させました。現在までにオフィスは台湾の本社を除いて、日本、香港、中国、タイにあるようです。

参考:台湾発のハンドメイドマーケットプレイス「Pinkoi」がSequoiaから約11億円を資金調達
参考:GMO からの出資「擴張亞洲設計師社群,Pinkoi獲紅杉資本3億投資!

ちなみに、Pinkoi ストアへの出店は非常に難しいと言われており、出店成功率は10% だとか… Pinkoi は “デザイナーズ商品” を扱っているというイメージを保つために、 おしゃれで可愛いものしか出店させてません。

このブログを見て Pinkoi を初めて知ったという人は、是非 EC サイトを覗いて見てください!

leo (佐藤峻)

Pinkoi の商品は本当におしゃれです!

ただ、少し角度を変えてお話をすると Pinkoi の出店者は取引金額の15%を手数料として納めなければいけません。これは EC モールの中ではダントツに高い手数料です。Yahoo や楽天といった大型ECモールは取引量も多いためか、手数料は3-5%ほどです。

また、Pinkoi はただ商品を載せるお手伝いをしているだけで、フルフィルなどには関与していません。以前 applemint では 1ヶ月間だけ勤めていた apple という子がいたのですが、彼女は Pinkoi で自分の商品を出店していて、ランチタイムの度に郵便局に行って配送をしていました。

これらを考慮すると、僕がクリエイターで、ある程度有名になったら Pinkoi への出店はやめて、自分の影響力を使って手数料が安い自分で Shopify のサイトを作るかなーと思います。

leo (佐藤峻)

Pinkoi への出店を”広告”と捉えられる人には出店を強くお勧めします。

appier

appier in 【今注目】台湾スタートアップ4社ご紹介
参考:https://www.appier.com/ja-jp/ (2022年4月6日アクセス)

最後に appier という会社を紹介します。BtoB の会社なので、多くの人には馴染みがないかもしれません。この会社のサービスは色々あって、簡単に説明すると AI を使ったデジタルマーケティング最適化です。

以前までは AI を使った DSP というサービスしかなかったのですが、その後大掛かりな資金調達や上場を経て、プロダクトがかなり増えたようです。

創業者が AI 研究のバックグラウンドを持っていたことと、世界的な “AI”ブームが重なり、勢いに乗っている会社です。

また、2021年には日本の東証マザーズに上場しました。なぜ日本で上場したのかその真意はわかりませんが、恐らく日本市場の攻略と資金調達及び上場が最も容易だったからではないかと僕は推測しています。

というのも2019年にこの会社を調べた際、すでに80億円以上の資金調達をしており、投資家の視点から見ても上場は悲願だったのではないかと思っています。

参考:Appier raises $80M for AI-based marketing technology

ちなみに僕は AI を使う事には賛成ですが、AI を使うことが目的になる事に対しては疑問を持っています。AI は何かを達成するための手段であって、目的にはなり得ません。闇雲に AI を使ったデジタルマーケティングのツールを使うのではなく、きちんと目的を明確にし、仮説を立てた上で使うといいと思います。

leo (佐藤峻)

あくまで僕の個人的な見解です。

いかがでしたでしょうか?今回は僕が勝手に勢いに乗っている台湾のスタートアップを4社だけ厳選してご紹介しましたが、その他にどんなスタートアップが注目されているか知りたい方は以下のリンクからご覧ください!(中国語)→DeepL使うと便利です。

参考:NEXT BIG 新創明日之星:嚴選 9 家領頭羊企業,帶動台灣品牌衝進國際競技場

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