こんにちは、台湾でウェブマーケティングの会社 applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です!
このブログは、「台湾にワーホリで来てバイトを探したい!」「台湾に留学で来てバイトをしたい!」という方向けに書いています!
今から12年前の2010年、僕は台湾のワーホリビザをとって、右も左もわからない状態でネットで仕事を探しても特に情報はありませんでした。あれから12年経った今はネット上に情報が増え、日本人のバイト情報やワーホリで来る際に知りたい生活費などすぐに探せるようになりました。
しかし今回台湾のワーホリ情報を調べる過程で、僕はどのサイトも情報が断片的なことに気づきました。そこでこのブログでは、台湾に来る上で知っておきたい「台湾の生活費」から、「台湾におけるアルバイトの探し方」、「日本人に人気なアルバイト」とそのメリット/デメリットまでを、僕のリアルな体験を交えて1つのブログにまとめたいと思います!
※2020年4月14日更新:『その4. 人材派遣会社』/『第6位:番外編:農家 (WWOOF)』
※2020年9月23日更新:『時給』『家賃』
※2022年3月21日更新:『時給』

台湾在住7-8年、applemint 代表の僕がリアルに伝えたいと思います!
台湾ワーホリで知っておきたいこと
給与
まず、台湾で働くにあたって、知っておきたい給与の話をします。台湾の最低時給は2022年3月21 日現在「168NT」で、日本円に換算すると約702円です。
円安も進み、台湾の時給はもはや日本の片田舎と変わらないぐらいになってきました。


これは今後ワーホリで台湾に来て働きたい人には朗報ではないでしょうか?また、飲食店に関しては2022年3月現在、168元で募集をかけても人は集まらないため、時給 200元で応募をかけているお店は多いです。
家賃
次に家賃はどうでしょうか?今回は台北の家賃をご紹介します。家賃は住む都市、広さ、築年数によりますが、台北市であれば、ワンルーム15,000NT ほどで借りれます。以下、みなさんの参考用に少し古いですが2017年ぐらいの台北市の地区別家賃一覧表を貼り付けます!(以下、数字に1,000NT をかけたのが駅別の家賃目安です)


生活費
2019年の記事になって申し訳ありませんが、聯合新聞の記事によると、台北市の最低生活費は 16,580〜17,005NT だそうです。誤解のないようにお話をすると、これは家賃を引いた生活費です。
なので台湾に来た日本人の留学生のブログを見ると、台北の生活費はみなさん25,000 – 30,000NTD ぐらいな気がします。
以下は別の資料から得た都市別毎月の支出額です。


次に月々の生活費に家賃を引いた生活費のグラフを貼ります:



















とりあえず毎月 30,000NT (日本円約10万円) ほどあればどうにか生活できると思います。
台北だと 3万元あれば生活はできますが、貯金は正直あまり望めないでしょう…
台湾でのバイトの探し方
続いてはこのブログの本題である、台湾でのバイトの探し方をご紹介します。台湾でアルバイトを探す方法は、以下の5つにまとめられるかと思います。
その1. 104人力銀行
104人力銀行という台湾で最大の人材サイトを使います。多くの企業はここで人を募集し、多くの台湾人はここで応募します。
検索バーに『日本人』と入力すると、日本人向けの求人が出てくるので試してみてください!


メリット
応募できる職種がかなりあります。仕事を掲載している企業の数もかなりあります。英語ができれば、日系だけでなく、台湾の外資企業にも応募できるかもしれません。
104のデメリット
仕事が決まりにくいです。僕の個人的な経験になりますが、メールを出しても企業から返事がこないことが多々ありました。
ちなみに僕が以前応募したのは、翻訳会社です。あと、応募の際に履歴書を添付するのですが、履歴書は中国語であることが望ましいので中国語が出来ないと応募はきついと思います。

















中国語ができれば、台湾ローカルの企業でお仕事するチャンスがあると思います!
その2. 日本人向け掲示板
台北掲示板という、台北に住んでいる日本人向けの掲示板サイトにアルバイトがたくさん載っています。かなりの数の求人があるので、仕事を選ばなければここで仕事を見つけられると思います!以前ワーホリで台湾に来ていたうちのインターン生も台北掲示板でバイトを見つけたそうです。


メリット
日本語でアルバイトを募集しているため、仕事内容が分かりやすいです。また、投稿文に窓口の人の連絡先がある場合が多いので、直接やり取りできます。
デメリット
募集アルバイトが飲食に偏っている印象を受けます。また、こちらも 104 同様、返事が来ない場合が多々あります。僕は以前別件で掲示板の投稿に対して窓口の連絡先に直接連絡をしたことがありますが、返事はありませんでした…

















急いでいるときは、『電話』が有効です!
その3. フリーペーパー


台北にはジャピオンという日本人向けのフリーペーパーがあります。こちらにも求人情報が掲載されています。林森北路の日系居酒屋や日本人が集まる場所によく置いてあるので、興味のある方は是非チェックしてみてください!
メリット
台湾に在住の日本人向けのフリーペーパーなので、アルバイト内容は全て日本語で表記されています。募集者は当然ほぼ日本人なので、日本人と仕事ができる安心感があります。
デメリット
こちらも台北在住の日本人向けの掲示板と同様、どちらかというと募集しているアルバイトが飲食に偏っています。

















広告と思われる飲食店の紹介が多く、アルバイト募集はそこまでないのですが、チェックしてみてもいいと思います。
その4. 人材派遣会社


台湾だと、立樂高園 (REERACOEN:ネオキャリア)、pasona、echoas、あたりがワーホリで来た方の仕事探しを斡旋しているようです。
急いでいないようであれば、人材派遣会社を介して、掲示板や 104 に掲載されていない企業のアルバイトや、仕事を担当者の方から紹介してもらえると思います!
メリット
人材派遣会社の担当者が間に入って斡旋をしてくれるので、安心感があります。
アルバイトが決まらない時は、人材派遣会社の方に連絡ができます。また、人材派遣会社は、企業の求人案件をたくさん持っているので、ワーホリビザが切れた後、台湾で現地採用で働きたい!という人にいいかもしれません。
デメリット
思うように決まらない場合があります。企業の雇う側は、採用が決まったら人材派遣会社に対して手数料を払うのですが、それが高額で採用を躊躇する場合があるためです。
また、人材派遣会社側は売上のために評判がよくない会社でもゴリ押ししてくることもあると聞きます。仕事を紹介されたら、まずはきちんと自分でリサーチすることが重要かと思います!

















人材派遣会社に払う手数料はみなさんが思うより高いです。会社を経営する側になって痛感しました(泣)
その5. Facebook や HP から直接連絡


アルバイトしたい企業や飲食店が決まっていたら、直接連絡するといいと思います!どこでアルバイトをしたいか明確に決まっていたらお勧めします!
メリット
手軽に連絡できます。今の時代、ウェブサイトがない会社や Facebook のアカウントを持っていない会社はほとんどいないため、ほぼ確実にアルバイトをしたい会社に連絡できます。
デメリット
掲示板同様、連絡がこない場合があります。理由は台湾の離職率が高く、HP や SNS を管理していた人材が辞職することがあるためです。HP や SNS を管理している人材が辞職すると、問い合わせをしても放置されます。

















台湾は思っている以上に離職率が高いので、お気をつけください。
台湾ワーホリアルバイト人気職種とその他
台湾でアルバイトの探し方がわかったところで、次にどんな仕事に応募するといいのでしょうか?アルバイトに応募する時、他の日本人がどんな仕事をしているか参考にしたいですよね?
ここでは僕自身の体験や、僕が他の日本人から聞いた話を基にした、台湾アルバイト人気職種トップ 5をご紹介したいと思います!また、紹介するだけでなく、それぞれのメリット/デメリットもご紹介したいと思います!
※自分の体験談や聞いた話を基に書いていますので、ご注意ください (笑)
第1位:日本語先生


まず、人気なのは日本語の教師だと思います。日本語の教師が人気な理由は、何と言っても高めの時給でしょう。僕も日本語の教師をしていたことがあるのでその時の話を織り交ぜながらメリット/デメリットをお伝えしたいと思います!
メリット
短時間で効率よく稼げます。日本語教師は、台北市だと時給が 500NT ぐらいはあると思うので、1日 3時間のクラスを受け持てばそれだけで1,500NT稼げます。
デメリット
準備が大変です。3時間のクラスを教えるために、大体3時間以上準備はかかります(リアルに)もちろん、準備時間は時給に含まれません。また、稼ぎたくても一週間に何コマも入れる訳ではないので、一週間の儲けが限られます。

















中には準備を全くしないバイトさんもいるらしいですが、僕はちゃんと準備してました。
第2位:翻訳 (フリーランス)


働く場所を問わない、翻訳業を主とした、フリーランスもかなり人気だと思います。僕も翻訳をやっていました。
僕は Writepath というクラウド翻訳会社に登録して、日本語→英語、英語→日本語の翻訳をしていました。台湾には日本語→英語、英語→日本語にできる人材が少ないため、割と高い単価で安定的に高収入を得ていました。
また、ブログ執筆を通してのアフィリエイト収入や、Google Adsense で稼ぐ人もいるみたいですね。
メリット
対人ストレスがありません。翻訳の場合、期日さえ間に合わせれば、どこにいて何時に翻訳をしようと問題ないのが、いい所だと思います。字数が多い案件が来ればそれだけで1ヶ月 5-7万NT ぐらい稼げます。アフィリエイトは成果が出ればかなり稼げます。
デメリット
翻訳は地味にきついです。経験上600字ぐらい翻訳するのに、大体1時間かかります。また、字数が多い案件が来るとは限らないので、収入が不安定です。アフィリエイトや Adsense は安定した収入が出るまで少々時間がかかりますし、SNS を駆使してトラフィックを上げる等の地道な努力が必要です。

















翻訳は次の月の儲けが予測出来ないのが不安材料です。
第3位:飲食店


続いて、3番目に人気と思われる仕事が、飲食店のウェイターやバーテンダーです。飲食系は大量に求人があるので、確実に見つかるかと思います。
メリット
どこの飲食店も人が足りていないと思うので、重宝されると思います。また、まかないが出ると思うので、食事代が多少浮くかと思います。日系の飲食店なら中国語が話せなくても大丈夫な場合が多いので、それも助かります。
デメリット
立ち仕事なので、体力を使います。また、求人があるのは大抵ホールのスタッフなので、アルバイト経験を積んでも、何か特殊なスキルがつく訳ではなさそうです。

















せっかく台湾に来たのに、日本で働いているかのような気分になるのも一部からしたらマイナス点ですね。
第4位:日本人のお店/日系会社のお手伝い


次に人気なのは飲食以外の、日本人が経営しているお店や日系の会社が運営しているお店のアルバイトではないでしょうか?日本人が出すお店は何も飲食店に限らず、ネイルサロンやアパレル、美容院などがあります。
メリット/デメリット
正直に言います。美容院やネイルサロンなどでバイトをしたことある日本人を知らないため、メリットがわかりません….(苦笑)
つまり、飲食以外の日系のお店でアルバイトをする人はかなりマイノリティと思われます。飲食以外で日本人が経営するお店や、日系のお店で働いたことがある人はご連絡頂けると幸いです!

















台湾で飲食以外のお店を経営している”経営者”には会ったことありますが、アルバイトの方はないです….
第5位:日系会社事務職


最後は事務職です。台湾にある日系の会社の多くは事務所を持っています。事務所では、社員が様々な事務作業に従事しており、そこで行うデスクワークもアルバイトの選択肢の一つです!
色んな日系企業がアルバイトを雇っていることは知っています。
メリット
デスクワークは基本的にずっと座っているため、楽だと思います。体力は使いません。中国語が出来なくても、日本語の添削や資料作成のアルバイトがあります。
デメリット
デスクワークは決して時給が高くありません。仕事内容はエクセル入力とかの単純作業で、何か特別なスキルが身につくわけではありません。体力を使わずに単純作業でお金を稼ぎたいという人向けかと思います。

















あと、単純作業のデスクワークは眠くなります (苦笑)
第6位:番外編:農家 (WWOOF)


WWOOF といって、有機農場で農業をする代わりに、3食+宿を提供するシステムが台湾含め、世界中にあります。農業に興味ある人や、厳しい環境に身を置いて中国語をすぐに学びたいという人にはおすすめです。
僕が中国語上達したのは WWOOF のおかげです (笑) ただしメリット・デメリットあります。
参考:WWOOF TAIWAN
メリット
周りの人が中国語しか喋れないので、中国語がめちゃくちゃ上達します。
場所によってはかなり劣悪な環境に住むので、ハングリー精神が養われます (苦笑)
デメリット
農作業きついです(苦笑)あと、WWOOF は給与出ません (泣)また、農家の中にはかなりひどい人もいるらしく、この制度を利用して WWOOF をする人をこき使う人がいる話を聞きます。
最後に、農場で中国語を独学で勉強していた時、僕は暇さえあれば Youtube で台湾のバラエティ番組を見ていたわけですが、今回改めて Youtube で中国語を勉強する方法をアップしました。中国語初心者の方にオススメです。

















コミュニケーションを取るのに必死だったので、中国語は上達しました。でも、二度としたくありません (苦笑)
KA・RA・DA factory でお手伝い


最後に、 KA・RA・DA factory という『整体xマッサージ』のお店でアルバイトをするという選択肢をご紹介します。
飲食店のホールスタッフはまかないがあって食費は浮きますが、料理を作れる技術がつくわけではありません。オフィスでの事務職も同様に、単純作業の繰り返しなので専門的な技術がつきにくいと思います。
日本語教師の仕事につくと、外国人に日本語を教えるという技術は多少つきますが、経験上 1年ぐらい教えても不十分さは否めません。
そこで、ご紹介したいのが、KA・RA・DA factory のアルバイトです。結論を言うと、立ち仕事で少しきついかもしれませんが、短期間で技術が身について、尚且つ指名を得られれば、かなり効率的に稼げるポテンシャルがあります。

















マッサージの技術は、世界中どこ行っても通用します!
そんな KA・RA・DA factory ももちろん、メリット/デメリットは存在するので、僕が知っているメリット/デメリットをできる限りお伝えしたいと思います!
メリット1:豊富な研修


びっくりするくらい研修が豊富で、短期間にかなり技術が身につきます。
もちろん、研修中は給与が支払われます!
メリット2:給与とは別に指名料ゲット


KA・RA・DA factory では、顧客から指名されれば、指名料が給与とは別に支払われます。早い人で、半年後から指名を得るスタッフもいるようです!指名だけで月数万元稼ぐ猛者がいるらしいです。
メリット3:台湾人スタッフとの交流
実店舗では日本語があまり得意ではない台湾人スタッフと一緒になるため、台湾人スタッフとコミュニケーションを取っていくことになります。また、初めは拙い中国語で顧客と接することになるため、危機感から中国語の上達は早いと思います。
デメリット1:立ち仕事
立ち仕事なので、少し体力が要ります。また、初めは体の使い方がわからず、指の力だけで施術をしようとするので指が疲れるようです。
デメリット2:基本給は高くない
新卒/未経験者の給与が低いように、KA・RA・DA factory も日本人だからと言う理由だけで、未経験者の給与が高くなるわけでありません。アルバイトで入る場合は、158NTスタートということです。ただし指名料を稼ぐことが出来れば、それなりに稼げるようになると思います。

















飲食と同じ給与で、指名料のインセンティブがあって、尚且つ技術が身につくなら飲食よりコッチがいいと個人的に思っています。
僕の結論ですが、KA・RA・DA factory のアルバイトは、フリーランスのように自分のペースで働きたい人や、デスクワークが好きという方は向いていないと思います。
ただし、体力があって台湾で飲食店のアルバイトを考えているような人はKA・RA・DA factory はいい選択肢と思います。なぜなら、同じ立ち仕事でも KA・RA・DA factory はマッサージと整体のスキルを身に付けられて、尚且つ指名を得られるチャンスがあるためです!

















沖縄を一人旅した時に出会ったタイマッサージ見習いの方にしてもらったマッサージは一生忘れられません。
日本人の駐在員に指名されれば、現地採用のチャンスや、色んな会社の重役を紹介されるかもしれません!
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もしも直接担当者にご連絡したい場合は、コチラのアドレスに、To『岩村芳孝 (いわむら・よしたか)』でご連絡ください!
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