【台湾人気カフェ参考】カフェ開業時のマーケティング入門 進出時のポイント3つ

【台湾人気カフェ参考】カフェ開業時のマーケティング入門 進出時のポイント3つ

こんにちは、applemintの津山です!皆さん台湾のカフェといえば、タピオカミルクティーの「ゴンチャ」や「春水堂」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

ですが実は最近の台湾カフェ業界ではカフェ=コーヒーショップというイメージが定着しつつあります。

というのも、今や台湾には約3,300件のカフェがあり、持ち帰りだけの場所も含めればなんと台湾には1万5千件ものコーヒーショップがあります。さらに意外にも、自家製焙煎のこだわりカフェの密度は、世界で最も高いと言われているんです!

ここ数年で台湾のコーヒーを中心としたカフェ市場は急拡大しています。つまり台湾のカフェ業界には、今大きなビジネスチャンスが到来しているといえます。

そこで今回は、最新台湾カフェ市場と台湾人気カフェ店、そして台湾のカフェ業界で成功するために「今」必要なマーケティング集客メソッドを大公開します!

これからアフターコロナで台湾進出を目指すカフェ業界の皆さん、是非このブログで台湾カフェ業界への理解を深めていただき、台湾進出を成功させてもらえれば幸いです!

最近の台湾カフェ市場の調査結果

台湾カフェ

台湾財政部の調査結果によると、台湾のカフェ件数は2018年に3,300件、売上げが約700億円を突破しました。これは約10年前の2008年に比べると件数が2.2倍、売上げは2.9倍になっており、かなり速い速度で成長していることがわかります。

台湾カフェ増加率

また国際コーヒー機関(ICO)の2018年調査によれば、台湾人の1年間のコーヒー消費量は28.5億杯程度、つまり一人当たり年間約130杯を消費しています。

実は日本人の一人当たり年間コーヒー消費量はすでに300杯を超えています。日本人に比べると台湾人のコーヒー消費量はまだまだ少ないのですが、逆に考えれば台湾のカフェ業界は今後も成長の余地が大きい市場とも言えます!

また台湾の人材最大手会社104が1万2000人の台湾起業家にアンケートしたところ「カフェを含む飲料系ビジネス」で起業した割合が約20%もいました。台湾の起業家にとってアパレル・レストランに並んで最も人気がある業種です。

理由は、飲料系ビジネスの参入障壁が低いこと、また自身のセンスが活かせるカフェの開業を目指す若者が多いためです。しかし当然その分激しい競争にさらされるため、3年程度で撤退しているケースが多いようです。

つまり台湾のカフェ業界に進出するのであれば、事前の綿密なマーケット調査と、実際に進出したあとのマーケティングについて考えておく必要があるといえます。

日本から来たからといって調査を怠ると、すぐに撤退に追い込まれる可能性があるので注意が必要です!

コーヒー流行中の台湾で大注目の人気カフェとは?

ではそんな競争が激しい台湾では一体どんなカフェが成功してるのでしょうか?これからカフェ進出を考える皆さんに、台湾起業で最も成功した一つのカフェの例を紹介します。それが「Fika Fika Cafe」です。

台湾fikafika

Fika Fika Cafeはapplemintの事務所の近くにある松江南京の超・人気カフェです。

オシャレで明るい内装はまるで北欧のオープンカフェを想像させる雰囲気で、近所のリッチなご婦人から外国人、そして若い女性グループなど、どの時間帯もお客さんでいっぱいです。

コーヒー1杯が600円とちょっとしたランチより高級ですが、雰囲気の良さやこだわりのコーヒー、そして食事の美味しさが人気の秘訣です。

fikafika 内装

Fika Fika Cafeのオーナーは2013年の北欧コーヒーコンペ(Nordic Roaster Competition)で優勝したほどのコーヒーマスターで、海外の旅行サイトBIG7トラベルのアジアで最高のカフェ50選にも選ばれています。

一番人気のカフェラテではこの写真のように簡単なラテアートもしてくれます。

fikafikaラテ

Fika Fika Cafeはコンセントもなく椅子の座り心地もあまりいいとは言えないのですがそれでも店内はいつもお客さんでいっぱいです。

人気の秘訣はコーヒーのこだわりももちろんですが、それ以外にデジタルマーケティングを上手に活用していると考えられます。そこで最後にFika Fika Cafeから見る今後の台湾カフェ進出に欠かせないデジタルマーケティングについて伝えます。

台湾大人気カフェの知られざるデジタルマーケ

デジタルマーケティング

Fika Fika Cafeのように台湾で成功するカフェになるためには、以下の3つのデジタルマーケ施策が有効と考えます。

・SNS(特にInstagram)

・MEO(Googleマップエンジン最適化) 

・余裕があればGoogleマップ検索広告も

Instagram対策

まず台湾のカフェ進出で絶対に欠かせないのがSNS、特にインスタ対策です。

なぜなら台湾は今、全人口の3人に1人にあたる750万人近くがインスタを利用しており、雰囲気を重視するカフェ探しはGoogleより最初からインスタで検索する人も多いためです。

そのため日頃からの定期的なインスタ投稿を行い、コーヒーファンと交流して認知度を高めることは非常に重要になります。

さらに最近ではインスタにGoogleマップと似たような地図検索機能が入ったことで、カフェの検索にインスタ利用する台湾人がますます増えています。

インスタグラム

先ほどのFika Fika Cafeはインスタマップ検索するとに3万件のユーザー投稿があり、他のカフェと比べ圧倒的な情報量で人気があることは明らかです。この時点で他のカフェより行きたいなと思わせる要素があると言えます。

今後のカフェ店舗インスタ施策で気をつけたいポイントをまとめると以下の通りになります。

・自分でカフェの様子を定期的にインスタ投稿して、コーヒー好きからの認知度を高める

・お客さん自身がインスタ投稿したいと思わせる内装やメニューを作り、ユーザーの投稿を通じて認知度を上げる

台湾のインスタ運用で成功するコツは、以下のブログでも実例つきで詳しく成果を上げる方法が書いてあるので、ぜひ参考にしてもらえれば幸いです!

MEO対策

googlemap対策

先ほどインスタでカフェを検索する人が増えていると言いましたが、30歳以上の人はまだまだGoogle検索する人も多いため、MEO(Googleマップエンジン最適化)と呼ばれるGooglemapに上位表示させるような施策も大事です。

具体的にやるべきことはGoogleマイビジネスにしっかり店舗情報を登録することやユーザーの口コミ・評価を集めることです。

先ほどのFika Fika CafeはGoogleマップで見ると3,500件の口コミがあり、他のカフェに比べて圧倒的な量です。そのため「台北 カフェ」や「松江南京 カフェ」と検索した時には必ず毎回上位に表示されます。また評価も4.4とかなり高評価です!

もし今後台湾に進出する場合、最初はMEO対策の口コミ集めのために次回コーヒー割引などのキャンペーンを行うのもいいと思います!ただし口コミの評価が悪いと集客には逆効果なので、お店の雰囲気やサービスの質にはもちろん気をつけてください。

さらに余裕があればGoogleマップ広告とも言われるローカル検索広告を活用することもオススメです。

ローカル検索広告は、例えばみなさんがGoogleマップを開くとき一番上に店舗情報が表示されたりする広告です。「台北 カフェ」と検索した時に最も上位に表示されているこの「Moooon River Cafe & Books」はローカル検索広告を活用しています。

MEO対策 

Google検索の結果に対して、上位に広告が出てきても広告と気がつかない、あるいは気にしないでクリックする人は約半数いると言われます。

このローカル検索広告は1日200円くらいでかなり露出を増やせるので、本気で台湾進出を成功させたいなら、ぜひ試してみてほしいと思います!

実店舗ビジネスでのローカル検索広告の活用事例は過去のブログで詳しく説明しているので、こちらもぜひ参考にしてください!

いかがでしたでしょうか?台湾のカフェビジネスは今後まだまだ成長が期待できます。

競争は激しいと思いますがそれでも台湾のカフェ業界に新風を吹かせたいとお考えの方は、ぜひ台湾の実店舗ビジネスの支援ノウハウが充実したapplemintまでお問い合わせください!

applemintへのご相談やご連絡はこちらから!

Kaori Tsuyama

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