起業して最初の大失敗とそこから学んだ新規事業の立て方

起業して最初の大失敗とそこから学んだ新規事業の立て方

こんにちは、台湾でウェブマーケティングのサービスを提供する applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

さて今回は自分の経験を基に、新規事業を立てる時の僕の考えをお伝えします。僕はつい最近サイバーエージェント社の人事責任者が、サイバーエージェントの人事制度について語っている動画を見ました。

その動画の中で、サイバーエージェントの方が、最近止めたある人事制度について語っており、それが『新規事業コンテンスト』でした。

なぜやめたかわかりますか?それは単純に新規事業コンテストから生まれた事業が成功していないからなんだそうです。責任者の方が成功していない理由を「優勝者がアイデアに恋をしてしまうから」と語っているのが印象的でした。

僕はこの意見に非常に共感できるのですが、今回は僕の実体験をもとに、なぜアイデアに恋することが事業成功の妨げになるのか、そして僕だったらどうやって新規事業を立ち上げるかお伝えしたいと思います。

グロースハッカーとしての出発と方向転換

applemint は2017年に創業した時、今とは少し違うサービスを提供してスタートしました。その名も「グロースハック」です。なんかカタカナが多くてわかりにくいですよね?

「グロースハック」とは事業を拡大させるという意味です。どうやって事業を拡大させるかというと、ウェブ上で高速にABテストやコンテンツを作って新規獲得からリテンションまで行うというサービスでした。

起業した当時、僕らは台湾に進出した通販会社が低いCVR で悩まされていることを知っていました。そこで僕らが考えたのが、これらの企業に対して高速でウェブサイトの AB テストを行うというものでした。

結局、自分たちを他社広告代理店と差別化したくてちょっとすごそうな「グロースハッカー」って言葉を使っていただけで、中身は「ウェブサイト改善」というサービスでした。

これが大失敗でした。

まず、「グロースハック」という言葉を知らない人が多いので、聞いてる人からしてみればグロースハックの定義を聞くのが面倒臭い。また、低いCVR で悩まされていた広告主はウェブサイトをそこまで問題視しておらず、ウェブサイト改善はびっくりするほど需要がありませんでした。

チェックポイント!

今はウェブサイトよりむしろウェブサイト流入前が大事だと思っています。

全然結果が出なくて赤字の連続で、僕と共同創業者の仲もどんどん悪くなっていきました。しかしもうすでに始めてしまった会社です。簡単に諦めるわけにはいきません。

僕は日英の翻訳業を受けながら「グロースハック」という全く人に伝わらない事業から「ウェブマーケティング」「デジタルマーケティング」と言う言葉を使って営業をするようになりました。

とにかく事業や計画を変える柔軟性が大事

今でこそそれなりに軌道に乗った applemint ですが、もしも起業当初の「グロースハック」という事業に固執していたら今頃潰れていたでしょう。なぜ会社を潰さなかったかというと、applemint が自分の会社だったからです。
これが親会社に守られている新規事業なら翻訳をしてまで生き残ろうとする必死さは出ないでしょう。

起業一年目の日記に少し書きましたが、私は起業や新規事業は、アイデアよりも事業や計画を変えられる柔軟性が大事だと思っています。もちろん最初のアイデアで当たれば最高ですが、そんな会社はほとんどいないと思います。

なので僕は新規事業や起業で大事なのは、「柔軟性」だと勝手に思っています。

ここからは僕の経験と色々見聞きした知識を使って僕なりの起業や新規事業の立て方をお話ししたいと思います。

MVP (Minimum Viable Products)

新規事業の最初のアイデアや計画はどうせ変更することになります。
それならアイデアや計画をまずは形にしてしまって、先に市場に出してしまって改善するのはどうでしょうか?ただし気をつけないといけないのが、出した後の分析やフィードバックを反映させることです。

とか言いながら僕もこの部分ないがしろにしちゃうんですよね。完成した後に完成した余韻に浸りたい気持ちは超わかります。ただし重要なのは商品やサービスを出すことではなく、それを改善することだと最初に意識するといいと思います。

佐藤峻leo sato

頭ではわかってても完成後は一息つきたいですよね…

損切り (EXIT プラン)

サイバーエージェントの人事の方が絶対に損切りが必要と仰ってました。ものすごくわかります。何なら僕が誰かに新規事業を任せる場合、最初にいくらか資金を提供してそれがなくなったら終わりみたいにします。
もしもスケールする確かな兆しがあって資金が足りないなら資金をもっと注入しますが、そうでなければ資金が底をついたらやめてもらいます。

明確な EXIT プランがないとアイデアに固執する理由を作ってしまいます。

佐藤峻leo sato

もちろんロクでもないアイデアに対して出資する予定はありません(苦笑)

アイデアよりもやる人で決める

いいアイデアが重要なのは言うまでもありません。でも僕は誰が誰とやるかの方が大事だと思っています。具体的にはアイデアがうまくいかなかった時に方向転換できる柔軟性と、諦めない姿勢、アイデアではなく「事業」の成功へのコミットメントが大事だと思います。

事業の成功にこだわれない人は新規事業には向かないと思います。またアイデアがうまくいかなかった時にアイデアを変えられる謙虚さも必要だと思います。

佐藤峻leo sato

自分で言っておきながら自分に謙虚な心がないか不安になる…

いかがでしたか?起業3年の生意気なやつがこんなこと言ってますが、そんなに間違っていないと思うので新規事業を手がける予定の人は心に留めてみてください。
では!

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Leo Sato 佐藤峻

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