【台湾駐在・中国語】台湾駐在日本人のための中国語マスターガイド

【台湾駐在・中国語】台湾駐在日本人のための中国語マスターガイド

こんにちは、applemintの木村です。

日本で春は、新たな出会いと別れの季節であり、人事異動が目立ちます。台湾の日系企業も同様で、この時期には駐在員の帰任と着任が活発に行われます。そこで今回は、台湾駐在新任者が必ず直面する「中国語学習」の不安を解消するため、私が駐在員時代の経験から得た効率的な学習方法とその重要性についてシェアします。これから台湾で新しいスタートを切る皆さんに、このブログ内容がお役に立てれば幸いです。

駐在員に中国語学習は必要?

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駐在員の方の中国語学習は、駐在時のポジションによって必要性が変わってきます。現場担当者として赴任する場合、台湾の社員や顧客とのコミュニケーションをスムーズに進めるために、中国語の習得は必須です。一方、経営者として赴任するならば、中国語学習よりも「日台の文化や商習慣の違い」を理解することが優先されます。

私自身、台湾での駐在時には「日台の文化・商習慣の違い」を学ぶ機会に恵まれず、日本の経営陣と台湾人社員の板挟みで苦労しました。

 日本の経営陣からは「なんで日本と同じようにできないの?」

 台湾人社員からは「ここは台湾なので、日本人の考え方では上手くいきません」など。

両方の立場からの意見は理解できますが、台湾について客観的に理解していないと、結局は台湾社員の意見が優先されがちです。特に、言語が分からない場合は、社員からの情報を鵜呑みにするしかありません。

しかし、日台の違いを責任者自身が理解できていれば、双方の意見に対する解決策を見つけ、行動に移せるようになります。責任者として任期内で成果を出すためには、文化や商習慣の違いを早期に学ぶことが重要です。

台湾では、日本人駐在員向けに「台湾の文化や商習慣についての情報」を日本語で提供する研修があります。以下のような企業で研修が開催されていますので、問い合わせてみることをオススメします。

・日系人材紹介会社

・日系コンサルティング会社

・日系会計事務所

短期間で中国語を覚える学習法

中国語の単語やフレーズは、中国語(繁体字)・発音(カタカナでも拼音でもOK)・声調(四声) の3点セットで覚えるようにしましょう。

中国語の基本的な文法(SVO構文)を理解し、動詞の単語力を増やすことで、お互いの意志を理解し伝えることができるようになります。

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言語力は実際にアウトプット(話す)することで向上していきます。そこで、個人での練習方法としては、シャドーイングが効果的で、YouTubeなどのリソースを利用することをお勧めします。

弊社代表の佐藤も「中国語を7ヶ月でマスターできた理由」としてブログとYouTubeで紹介しています。

また、私は最近こちらのYouTubeを利用しています。

引用:毎日中国語の聞き流し

このチャンネルではシチュエーションごとに聞き流し(シャドーイング)ができます。

中国語は北京語(普通話・簡体字)ではありますが、基本的なフレーズや発音は台湾でも変わらないので、短いフレーズを練習するのにおすすめです!

駐在員のための必須中国語フレーズ

フレーズ

駐在員の方がまずは抑えておくべき中国語フレーズをシチュエーション別にご紹介します。

日常生活で必要な基本フレーズ

<コンビニで聞かれるフレーズ>

  • 温めますか? – 這個需要加熱嗎?(Zhège xūyào jiārè ma?)
  • 袋は必要ですか? – 需要袋子嗎?(Xūyào dàizi ma?)
  • 会員ですか? – 您是會員嗎?(Nín shì huìyuán ma?)

<レストランで使えるフレーズ>

  • メニューをください – 請給我菜單。(Qǐng gěi wǒ càidān)
  • これをください – 我要這個。(Wǒ yào zhège)
  • 新しいお皿をください-請給我新的盤子(Qǐng gěi wǒ xīn de pánzi)
  • お会計をお願いします – 買單。(Mǎidān)

<タクシーで使えるフレーズ>

  • ◯◯まで行ってください –  麻煩你到◯◯。(Máfan nǐ dào ◯◯)
  • ここで止めてください – 請在這裡停車。(Qǐng zài zhèlǐ tíngchē)
  • レシートをください – 請給我收據。(Qǐng gěi wǒ )

ビジネスシーンで必要な基本フレーズ

<挨拶>

  • みなさん、こんにちは -大家好(Dàjiā hǎo)
  • お会いできて嬉しいです – 很高興認識你(Hěn gāoxìng rènshì nǐ)
  • ご指導お願いします – 請多多指教(Qǐng duōduō zhǐjiào)

<業務指示・確認>

  • いつまでにできますか? – 什麼時候完成?(Shénme shíhòu wánchéng?)
  • 今の仕事の進捗は? – 目前工作的進度如何?(Mùqián gōngzuò de jìndù rúhé?)
  • あなたの提案を出してください。-​​提出你的建議。(Tíchū nǐ de jiànyì.) 
  • あなたの意見に同意します。-我同意你的看法。(Wǒ tóngyì nǐ de kànfǎ.) 

その他、どのシチュエーションにおいても「接続詞」に注意していると会話の流れが理解できるようになります。

<接続詞>

・但是 (dànshì) – 「しかし」

・因此 (yīncǐ) – 「そのため」

・如果 (rúguǒ) – 「もし」

・雖然 (suīrán) – 「たとえ〜でも」

・所以 (suǒyǐ) – 「だから」

ここまでは、最低限の中国語を独学で学ぶ方法についてお伝えしてきました。

ですが、中々独学では学習が進まない方もいらっしゃいますよね?

そこで、次は台北にある駐在員がよく利用している語学学校についてご紹介します。

駐在員におすすめの語学学校と学校選びのポイント

語学学校

台湾での効果的な語学学習には、ご自身が学習可能な時間と学習スタイルの明確な把握が必要です。週に何回、1日に何時間学習できるかを考え、通学かオンライン学習か、個別レッスンかグループレッスンかを選びましょう。

大学付属の語学学校

  • 例えば国立師範大学語学センターは、大学に付属している語学学校で、多国籍の駐在員や留学生と交流が可能です。団体コースと個別授業があり、団体コースは週に10~15時間ほどの授業に加えて宿題提出が必要です。クラスはレベルに応じて分けられ、異文化交流の機会も豊富にあります。

駐在員をターゲットにした語学学校

  • 駐在員をターゲットにした語学学校では、Bz、ジェイズ語学学校TLI(Taipei Language Institute)GIOSチェン台湾華語語学教室などが有名です。これらの学校では、グループレッスンや個別レッスン、対面またはオンラインでの学習が選択できます。日系企業の駐在員の方は、個別レッスンの需要が高い傾向にあるようです。また、学習場所は語学学校だけでなく、オフィスに先生が出向いてくれるサービスもあります。

先生を選ぶ基準

 中国語を継続的に学び、向上させるためには、先生との相性が重要です。私は駐在員時代と語学留学合わせて6人の先生たちから学び、以下のポイントが先生選びに重要だと感じました:

・担当の先生を3ヶ月ごとに評価し、継続するかを決める。

・日本語が話せなくても、日本人相手に授業経験があるか。

・外国人(特に日本人)が間違えやすい発音や文法を押さえているか。

学校選びよりも、先生が生徒の学習レベルにおいて「どこに躓いているのかを理解し、指導してくれる」ことで学習ストレスが軽減されます。授業ではテキスト学習に加え、仕事やプライベートで伝えられなかった内容をメモし、授業で質問することで、より効果的な学習が可能になります。

結論

日台友好

台湾でのビジネスにおいては、語学学習だけでなく台湾の文化や商習慣の理解も不可欠です。台湾への深い理解は、ビジネスコミュニケーションの信頼性を高めます。文化理解と言語習得のバランスが、駐在員期間の成功に繋がります。

このブログが台湾駐在のスタートダッシュに役立つことを願っています。

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木村 久絵

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