【2020年版ロサンゼルス実体験記!】アメリカ進出を考えていたら知っておきたいこと4選

【2020年版ロサンゼルス実体験記!】アメリカ進出を考えていたら知っておきたいこと4選

こんにちは! applemint 代表の佐藤(@slamdunk772) です。
今回旧正月休みを利用して10年ぶりにロサンゼルスに行ってきました!

ロサンゼルスに行ったのは完全バケーション目的なのですが、休みながらも一応自分自身に3つのミッションを課していました。

1つ目:ロサンゼルスの物価や家賃、日常生活を肌で感じること
2つ目:ロサンゼルスの人々の消費しているものや生活の変化を見ること
3つ目:applemint がアメリカで何かできることはないか考えること

それでは早速 1-3 をベースに僕がロサンゼルスで感じたことを書いていきたいと思います。

物価

10年前と比べて想像以上に物価が上昇していました。

スーパーでちょっとお土産用のお菓子などを買ったらすぐに 50 ドル (6000円ほど) しました。
参考までに僕が買った商品を並べた写真を貼ります。(これらの商品に加えて pop-tarts とゲータレードを購入しました)

商品数は10-12点ほどなので、1商品平均で500円ぐらいかかったことになります。
大したもの買ってないのに高すぎると思いませんか?

ちなみに僕は Nilla wafers を牛乳につけて食べるのが大好きです。
是非お試しください。
デフレで物価があまり上がらない日本は日本で問題ですが、これはこれですごいなと思いました。

次に下の写真をご覧ください。
マクドナルドで撮った写真です。
1セットメニュー大体8ドルほどです。
これに消費税がつくと結局10ドル (1000-1200円) します。
マクドナルドのセットが1000円の世界です….

2日目は朝に IHOP というレストランで朝食を食べたのですが、一人前のメニューにコーヒー二つでなんとチップを併せて26ドルです。
下が僕が頼んだ1人前のメニューです。
大したことはありません。

ロサンゼルスに住んでいる友人曰く、今時外食は高すぎてほとんどしていないそうです。
まーそうなりますよね….

家賃

ロサンゼルスの家賃の高騰ぶりには呆れました。
僕は2001年から2006年に通称ウエストLA という場所に住んでいました。
地図でいうとサンタモニカとビバリーヒルズの間で、車で10-20分ほどの距離に UCLA がありました。

僕が住んでいた場所はその当時から治安が良い場所で、家賃は1LDK で8-10万円というほどでした。
現在同地区の1LDK の家賃は 25-30万円だそうです。

僕が airbnb で滞在した 1LDK の部屋は毎月2500ドル (およそ27万円) だそうです。
下は僕が airbnb で滞在した部屋の写真です。

今回滞在した場所のリビング
今回滞在した場所のキッチン

つまり10数年前に比べると家賃はほぼ3倍に跳ね上がっているということです。

よく家賃は給与の3倍という話をしますが、この話を当てはめると月々の手取りが 70万円〜はないと、僕が前に住んでいたエリアには住めないという話です。

なぜこんなに家賃が高くなったのか?

理由は Google や Snap をはじめとするテック企業がロサンゼルスの Venice のあたりにオフィスを構えたことなのですが、それにしてもひどい高騰具合です。
実際どれだけ家賃が上がったかはこちらの記事にも書いてあります。

家賃高騰に伴い、ここ数年でホームレスが急増したそうです。
路上を歩いていると結構な数のホームレスを見ましたが、それらのホームレスの人以外に車で生活をする隠れホームレスが結構いるようです。

テレビ

今回airbnb でハリウッドとサンタモニカ付近に泊まりました。
その両方の家のテレビに共通していたのが、テレビをつけると、『Hulu』、『Netflix』、『Amazon Prime』、『Disney +』、『apple TV』などを選べるようになっていたことです。

2つ目に宿泊した家では Netflix の他ケーブルテレビも見れましたが1つ目の家ではもはやケーブルテレビはありませんでした。
つまりアメリカではケーブルTV は終わり、本格的にサブスクリプションの時代になっているということを感じました。

サブスクリプションで重要なのはコンテンツです。

Netflix はそれを理解しているため、良質なコンテンツに対して数億に及ぶ投資をしています。
僕は今回滞在した先で Netfix の新しいドラマを見はじめ結局暇さえあればそのドラマを見てしまいました(笑)

良質なコンテンツを作るハードルは資金の観点から高く、今更どこかの会社がはじめようとしてもできるものではありません。
唯一 Netflix に去年挑戦状を叩きつけたのがディズニーなのですが、ディズニーは Marvel、Star wars のコンテンツの他 ESPN というスポーツのコンテンツも持っています。 

Disney + が最近航空会社に対して営業を強めているせいか、Delta 航空や United 航空などでは今後座席に備え付けられたモニターに Disney + を流すようです。

参考:Delta To Offer Customers A Selection Of Disney Plus Content

日本の飛行機や台湾の飛行機も Netflix を入れて欲しいもんです(笑)

今回アメリカに行って、台湾でも日本でもテレビコンテンツをダイレクトに課金して視聴する習慣がもう目の前に来るなということを改めて確認できました。
携帯電話の画面が大きくなり、通信速度が早くなるにつれ、人々は移動中に動画コンテンツを今よりもっと視聴し始めるでしょう。

では人々はどのように動画とインタラクトするでしょうか?

これは僕の個人的な見解ですが、Netflix のコンテンツはドラマが中心なので少し長い通勤や移動、週末や仕事の後に見られるでしょう。
ただし先が気になるドラマは歯磨き中や食事などの隙間時間でも見られるでしょう。
そうなると Netflix の動画視聴時間はものすごいものになります。

では Youtube はどうか?
Youtube はチャンネル登録をしない限り、自分が能動的にコンテンツを検索する必要があるので、欲しい商品のレビューや商品の操作方法を調べる他、知識や技術を学ぶプラットフォームになっていく気がします。

また、Netflix は『コンテンツ』にフォーカスが行きますが、Youtube では『個人』、つまり「誰が」発信しているかにフォーカスが行く気がしています。

従って、 applemint の youtube チャンネルでは人々が知識を学ぶプラットフォームになることを意識して、引き続きデジタルマーケティングや台湾に関して有意義な情報をニッチなターゲットに発信していきたいと思いました。

applemint がアメリカ (ロサンゼルス) で何かできるか?

僕は以前ロサンゼルスに住んでいたことから、色々な知り合いがいます。
アメリカ (カリフォルニア) の越境EC の支援もやろうと思えば出来ると思います。

しかし今回アメリカに行って思ったのが、越境EC はかなり成功確率が低いと思いました。
(アメリカに限らずリスクが低い越境EC はどの国でやってもリターンは少ないのが僕の見解ですが….)
越境ECでもうまくいくとしたらアパレルかなと思います。

それはオンラインでアパレルを購入する人は、オンライン上でかっこよく見えて自分たちが認知しているブランドなら越境でも購入すると思うためです。

一方、コスメや健康食品に関しては現地のインサイトがないと厳しいなと思いました。
例えば今回 airbnb で泊まった2軒いずれも同じ”敏感肌用の”ボディソープを使っていました。
また、最後に宿泊した場所には Aveeno のローションが置かれていて、いずれもロサンゼルスの乾燥した、日差しの強い気候が影響していると思います。
こうした気づきはやっぱり現地で生活をし、現地の人と話すことで理解力が深まると思います。

じゃーapplemint はロサンゼルス現地に法人を立ててデジタルマーケティングの支援が出来るか?

正直現在の applemint ではリソース不足であることを今回行ってみて痛感しました。
それこそ出資者でもいない限り無理と思いました。
理由は以下の2点です。

その1.ロサンゼルスの給与水準

ロサンゼルス市に限定して話をすると、1人あたり月々最低 6,000 USD (約65万円) の給与は必要になると思われます。
これはあくまで最低の給与ラインで、優秀な人を雇おうとすると最低 10,000USD (月収約110万円) は必要と思われます。

その2. 福利厚生

ロサンゼルス滞在中、友人のこんな話がとても印象的でした。
友人:「給与より benefit (福利厚生)が大事。最近旦那に引き抜きの話があって給与は今の職場より良かったけど福利厚生を考えたら断るしかなかった。」

これはどういうことか?

ここでいう福利厚生とは主に会社の医療保険を指します。

アメリカの医療費はアホみたいに高いです。
歯のレントゲンを取るのに5万円~、救急車を呼んで30万円~、1日入院したら100万円〜かかるかもしれないような国です。

なのでアメリカでは求職者は給与という目先だけの数字ではなく、会社の医療保険は家族を負担するか、負担範囲はどこまでか、会社の福利厚生をかなり細かく見ます。
友人の旦那がロサンゼルスで独立したらしいのですが、人を雇いたくても保険をカバーする余裕がないから人を雇えないと言っていました。
つまり、月収70-100万円の給与のに福利厚生を充実させるだけの余裕がないとそもそも事業展開が難しいということです。

その他

その他交通面の負担と渋滞にかなり不安を感じました。

ロサンゼルスでは車移動が当たり前なため、車の購入/リース及び車の保険が必要になります。
車のガソリンや駐車場代も負担になるでしょう。

渋滞は10年前と比べてさらにひどくなった印象を受けました。
それこそ10数年前はスラスラ行けたような高速のエリアが今はどの時間でも詰まるといった具合です。

今回 UBER で全ての場所移動しましたが、自分が運転することを考えたら最悪だなと思いました。
また、UBER の運転手の方は高評価の人でも運転が早くて荒く、みんな生活に余裕がないんだなと感じました。

通常、旅行で行った国は短期滞在の場合、発展途上国やよっぽど治安が悪い国を除いて大抵いい側面だけを見て帰りますが、今回の旅ではいい面も悪い面もバランスよく見れました。

僕は個人的にアメリカ (ロサンゼルス) に進出することに問題はありませんが、進出することになった場合は高額な医療費、高い給与、高い家賃と物価を考慮すると相当な覚悟が必要だと思いました。

また、多様性がある都市だからこそ、生半可に越境EC なんてして勝てる国ではないと直感的に感じました。
越境EC をやることになってもとことんターゲティングを絞って入念な現地でのリサーチが必要と感じました。

今後も旧正月のようなまとまった時間が出来たら色んな国を回って、その国で何ができるか、新しい挑戦はあるか探っていければと思います。
このブログが何らかの刺激になれば幸いです!

では!

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Leo Sato 佐藤峻

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