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中国語を使ってデザインする人必見!台湾現地から繁体字 (中国語) フォントおすすめ5選

中国語を使ってデザインする人必見!台湾現地から繁体字 (中国語) フォントおすすめ5選

こんにちは、台湾でデジタルマーケティングの会社をしている applemint 代表の佐藤です。

デザイナーの方って中国語 (繁体字) 使う時どのフォントを選んでいますか?中国語だとどれを使ったらいいかわからない方が多いのではないでしょうか?

そこで日本語で中国語フォントの記事があまり見つからなかったので台湾にいるというアドバンテージを生かして私のおすすめ中国語フォント及び会社をご紹介したいと思います!
※2019年2月26日更新

まずは無料のものから!


Noto sans CJK TC

無料の代表格は Google font ですよね。繁体字は Noto Sans CJK TC です。このフォントはごり押しするわけではありませんが無償で且つフォントサイズが Thin、Light、Demilight、Regular、Medium、Bold、Black と豊富なため、使い勝手がいいかと思います。

私は個人的に light や thin は使い勝手がいいと思っています。ただし使ってみた感じ語彙のせいかウェブフォントはローディング速度が遅い気がしています….
https://www.google.com/get/noto/#sans-hant

みんながよく使う heiti (黑體)

heiti は中国語で”黑體” と書きます。こちらも Google が無料でフォントを出しています。

1. cwTeXHei: Google が出している無料フォントです。 CSS で指定ができます。
https://fonts.google.com/earlyaccess

2. cwTeXYen: Google が出している丸みのあるゴシック体です。下にイメージを貼り付けます。
cwTeXYen
3. cwTeXMing: Google が出している明朝体です。また、筆書体にすこーしだけ似ている、少々硬いイメージのcwTeXFangSongというフォントも CSS で指定ができます。参考になるかわかりませんがそれぞれ CSS を書きます。

@import url(https://fonts.googleapis.com/earlyaccess/cwtexming.css);
font-family: ‘cwTeXMing’, serif;

@import url(https://fonts.googleapis.com/earlyaccess/cwtexfangsong.css);
font-family: ‘cwTeXFangSong’, serif;

危ない匂いがする王漢

続いては“王漢” というフォントです。ググるとどうやら無料!?で DL できるみたいです。https://ez3c.tw/5295

このサイトのブロガーがサイト内にアップしています。自己責任になりますが DL 可能です。特段にすごいと思ったフォントはそんなにないですが何種類も中国語のフォントを DL できるのは嬉しいです。

ただし繰り返しになりますがフォントのライセンスをきちんと確認しないと気付いたら著作権侵害なんてことになりかねないのできちんと調べた上で商用利用をしてください。ちなみに中国語のフォントの著作権についてはコチラのブログにかなり詳しく書いています。

なんと今台湾では某フォント大手企業がバンドルされているフォントからの課金を試みており、かなり問題になっています….

お金はあるからいいフォントを選んで見たい方!有料フォントの紹介


色々な種類の繁体字フォントが選べる”華康”

華康はフォント名ではなく会社です。日本でいう morisawa !?のような会社です。華康サイトの UI がよく、自分が欲しいフォントを簡単に探せます。(下記イメージ)
フォント
例えば”字型的風格“(日本語訳:「文字のスタイル」)というタイトルからフォントを選んでみたいと思います。

「女性」、「興奮」、「衝撃」とか項目がありますが、例えば「女性」を選ぶと女性のようなフォントを提案してくれるということです。また、聞いた話では華康では数百種類の繁体字が DL かサブスクリプションできるサービスがあるようです。

個人的に明朝体がいいと思う”文鼎”


文鼎“は友人から紹介されたフォント会社です。この会社はコミカルなフォントやユニークなフォントより、明朝体が非常にいいと思いました。

特に下記ページの AR Kaiti は個人的に明朝体でありながらゴシック体のような視認性があり、ちょっと高級なレストランで使うと明朝体の高級なイメージを伝えつつ、可読性もあってわかりやすいなぁと思いました。しかしハイトが割とあるためアルファベットとは合わなさそうです…..

http://www.arphic.com.tw/zh-tw/font/sample?cid=3&sid=6

クラウドファンディングで驚異の5000万円集めた justfont 社


最後にjustfont という会社をご紹介します。この会社は今台湾で勢いに乗っています。

金萱というフォントを開発するのに 150 万NT (日本円で約 500 万円)を目標額にしてクラウドファンディングしたらあっという間に目標額を達成し、結果的に約5,000万円 を集めてしまった驚異の会社です。

クラウドファンディングの他、ブログを頻繁に更新しておりフォント関連の色んなキーワードからのトラフィックもあります。フォント会社でリスティング広告をかけているのもここぐらいです。また、SNS を積極的に活用してイベントを告知し、ブログの投稿をアップしてシェアを狙うなどデジタル・マーケティングを一つ一つ丁寧に行なっていることから恐らく内部のガバナンスもしっかりしているイメージがあります。

フォントは言うと、私はこのフォントをあまり詳しく見たことはないのですがパッと見、例えば「推薦」の「薦」の草冠の下の点やその他漢字の点が所々斜めになっており、画数が多い繁体字の漢字でも一つ一つ視認させようとするこだわりが見えて僕は好きです。(下記参照)

ウェブフォントのプランはそんなに高くないみたいなのでぜひ考えてみたいですね。

敢えて日本代表のフォントを紹介!万能 AXIS!


AXIS ってやっぱり日本語と英語を混ぜた時のハイトのバランスすごくいいですよね。台湾にいてもよく中国語と英語を混ぜる機会が多いです。繁体字に変換してみても一部を除いて大体の漢字に対応可能なようです!

お金に余裕があれば AXIS はほぼ間違いないと思います。でも結構なお値段がするのでご注意を!また、使えない繁体字(豆腐文字)は意外に多いので気をつけてください。下に日本の漢字と微妙に異なる繁体字の一例をのせます。

わざわざ繁体字にしなくてもとりあえずモリサワのフォントで合わせる


日本語のフォントのバリエーションという意味でモリサワの右に出る会社はいないと思います。とりあえずモリサワの passport を持っていれば安心ですよね。

そのまま使いたいところですが繁体字は上記の例のように一部だけどうしても対応できないケースがあります。そんな時はどうすればいいでしょうか…..

ズバリ無視です 笑

ある特定のフォントがどうしても使いたくてたった一つの字のために異なるフォントで妥協するなんてもったいないと思いませんか?仮に上記のような日本語と繁体字が一部異なる漢字が出て来ても、台湾の人は読めます。

どうしても繁体字に拘りたいという方はunicode でフォントを調べてイラストレーターで編集してリプレイスをかければいいと思います。いずれにせよ何百種類から選べるモリサワの passport はかなり使い勝手がいいと思います。

まとめ/結論


台湾の繁体字は正直バリエーションが多くないと思っています。種類はかなりあるかもしれませんが結構似通っている印象です。

私の勝手な推測ですが未だに繁体字を使っているのは主に台湾と香港という小さな市場に限られて、開発の手間や投資回収性を考えるとフォント会社も開発するモチベーションがないのではないかと思っています。聞いた話によると華康の何百種類にものぼる繁体字のフォントも実はかなり似通っているらしいです。

ということで私の結論は以下です。

  1. とにかく利便性を考えるなら google フォント:google フォントは無償で商用利用可能という驚異的なフォントです。ウェイトも複数あるため一般的な人であればまず困ることはないと思います。
  2. デザインよりも繁体字表示に重点を置く場合: 華康、文鼎、justfont をオススメします。その中でも金萱というフォントは私は個人的にデザイン性も優れていると思っており非常に好きです。個人的に思うのは視認性が高いのに少し明朝体みたいに「感情」があって、コチラの例にあるパッケージを見ると高級感もあり、よくできたフォントだなという印象です。
  3. とにかくデザイン性を重視する場合:モリサワフォントは日本語(漢字)のバリエーションが半端ないためパスポートがあればかなり便利です。AXIS も視認性に優れ漢字とアルファベットが混じる文で非常に見やすいですがアルファベットと漢字を一緒に使うニーズは一部に限られているのではないでしょうか?。また、AXIS でなくてもモリサワでもおそらくアルファベットと日本語のハイトのギャップを意識したフォントがパスポートにあるため、もうすでに定額に入っていれば新たに繁体字のために違うサービスの定額に入るよりはイラストレーターで編集する方がいいのではないでしょうか?

いかがでしたか?興味を持った方は是非上記のフォント会社を調べて見てください!

ちなみに2018年秋から台湾のフォント会社によるライセンスの強化が行われています。繁体字のフォントを使うととばっちりを受ける可能性も出て来たので是非以下の記事も併せてご覧ください。

関連記事:【台湾フォント会社の乱!】台湾フォント会社によるライセンスの取り締まり強化!

最後に少しだけ簡体字について


最後に少しだけ簡体字(中国大陸で使われる漢字)についてお話をしたいと思います。

中国でモノを売る時、パッケージやウェブサイトのフォントは中国政府が公認したフォントを使う必要があります。

意外に知らない方が多いのではないでしょうか?モリサワ社が中国語フォントについて書いているのでコチラを参考ください。

ちなみに中国語のフォントに興味があって台湾(台北)に来る予定の方は世界で唯一の繁体字の活版印刷屋の日星鑄字行が超おすすめです!日星鑄字行のレポートは以下のブログをご覧ください!

関連記事:【台北おしゃれギャラリー/スポット】「日星鑄字行」

おまけ


台湾に関して未だに「台湾語喋れますか?」「台湾の人口どれくらいですか?」「台湾市場どうですか?」などといった質問が来ます。

台湾語はありますが台湾では中国語が使われてます….苦笑

台湾の人口は wikipedia ですぐに確認できます….(台湾の人口は2300万人で実はオーストラリアとほぼ一緒です 笑)

でも台湾に関して wikipedia や人のブログを見てる時間がない or 文字を見るだけだとつまらないという方のために台湾の豆知識をインフォグラフィックで描いた 「台湾 Discovery Channel」を始ました!(是非台湾の知識を深めてみてください!(2019年4月12日現在リニューアル中につきコンテンツが表示されなくなっています。ご不便をおかけします)

※当該内容の正確性や完璧性について一切の保証をいたしませんのであくまで参考にご覧ください。

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