【繁体字を使ってデザインする人必見!】2022年版繁体字 フォントおすすめ5選

【繁体字を使ってデザインする人必見!】2022年版繁体字 フォントおすすめ5選

こんにちは、台湾でデジタルマーケティングの会社をしている applemint 代表の佐藤  (@slamdunk772) です!

デザイナーの方って中国語 (繁体字) を使う時どのフォントを選んでいますか?中国語だとどれを使ったらいいかわからない方が多いのではないでしょうか?

そこで日本語で中国語フォントの記事があまり見つからなかったので台湾にいるというアドバンテージを生かして僕のおすすめ中国語フォント及び会社をご紹介したいと思います!
※2019年2月26日更新
※2020年6月18日更新
※2022年3月30日更新

まずは無料のものから!

Noto sans CJK TC

無料の代表格は Google font ですよね。繁体字は Noto Sans CJK TC です。

このフォントはごり押しするわけではありませんが無償で且つフォントウェイトが Thin、Light、Demilight、Regular、Medium、Bold、Black と豊富なため、使い勝手がいいかと思います。

使ってみるとわかりますが、語彙が多いせいかウェブフォントはローディング速度が遅いです。僕らのあるお客さんは Noto sans JP と Noto Sans CJK TC を間違えて同時にロードするような設定をしていて、そのせいでローディング速度がめちゃくちゃ遅いです。

leo (佐藤峻)

改善しましょう!と何度も言っているのに改善しない…

https://www.google.com/get/noto/#sans-hant

タイプで選べる無料繁体字フォント

次に、タイプで選べる無料繁体字フォントサイトをご紹介します。一応 “商用可能”と書いてます。正直そんなにクオリティは高いとは思いませんが、タダですし、サクッとなんかバラエティに富んだ繁体字をDL したい場合は便利かと思います。

漢字が読めないという方は Google Chrome の翻訳を使って見てみるといいでしょう。参考までにこのサイト内にある、”手書きフォント” がどんなものか下に貼り付けます。

ダウンロードは下までスクロールして青いボタンを押せばttf ファイルがダウンロードできます。

危ない匂いがする王漢

続いては“王漢” という無料フォントをご紹介します。このサイトのブロガーがサイト内にフォントをアップしています。自己責任になりますが DL 可能です。

leo (佐藤峻)

僕は怖くてちょっとダウンロードできていないです…

少し前の記事になりますが、中国語のフォントの著作権については以下のブログに詳しく書いています。

More to read

普段何気なくコンピューターに搭載されている繁体字のフォントを商用利用で使うことがどんなリスクがあるかご存知ですか?台湾ではある会社がライセンス料の請求をユーチューバーに始めたことで大きな騒動となりました。今回は台湾における中国語フォント(繁体字)の商用利用についてお話をします。

台湾では、『華康』という大手フォント制作会社が、コンピューターにバンドルされているフォントをユーチューブで利用した場合課金する旨を2019年頃に発表して問題になりました。

お金はあるから良いフォントを選んで見たい方!有料フォントの紹介

色々な種類の繁体字フォントが選べる”華康”

参考:https://www.dynacw.com.tw/index.aspx (2022年3月30日アクセス)

華康はユーチューバーからフォントからの課金を試みた会社です。実際に課金出来たのかは正直わかりません。この会社は日本でいう morisawa !?のような会社で、割と昔からある歴史的なフォント会社だそうです。

歴史ある会社で尚且つきちんとお金を取るだけあって、フォントのクオリティは高いなと思いました。

個人的に明朝体がいいと思う”文鼎”

文鼎“は友人から紹介されたフォント会社です。この会社はコミカルなフォントやユニークなフォントより、明朝体が非常にいいと思いました。

特に上記ページの AR Kaiti は、個人的に明朝体でありながらゴシック体のような視認性があり、ちょっと高級なレストランで使うと、明朝体の高級なイメージを伝えつつ、可読性もあってわかりやすいんじゃないかなーと思いました。

しかし漢字のハイトとアルファベットのハイトの差が大きいのが少し気になります….

クラウドファンディングで驚異の5000万円集めた justfont 社

参考:https://justfont.com/ (2022年3月30日アクセス)

最後に台湾で一番勢いがある justfont という会社をご紹介します。

金萱というフォントを開発するため、 150 万NT (日本円で約 500 万円)を目標額にしてクラウドファンディングしたらあっという間に目標額を達成し、結果的に約5,000万円 を集めてしまった驚異の会社です。

また、Justfont 社はブログを頻繁に更新しておりフォント関連の色んなネタが見つかります。以前この会社を調べたところ、ブログコンテンツのおかげでフォント関連のキーワードからのトラフィックが結構あります。

また、SNS を積極的に活用してイベントを告知し、更新したブログを投稿してシェアを狙うなど、デジタル・マーケティングにセンスを感じます。彼らが運用する Facebook ページ『字戀』は最高にセンスがいいです。

SNSの運用やブログ、動画コンテンツ、クラウドファンディングなど一つ一つ丁寧に行なっていて抜け目がないです。恐らく内部のガバナンスもしっかりしていると思います。創業者の方は広告代理店出身だからか、デジタルマーケティング施策が本当にうまいです。

僕は Justfont 社の『金萱』というフォントに関して専門的な意見は言えませんが、パッと見、例えば「推薦」の「薦」の草冠の下の点やその他所々が斜めになっており、画数が多い繁体字の漢字でも、一つ一つ視認させようとするこだわりが見えて好きです。(下記参照)

justfont 社新発売フォント『凝書體』

デジタルマーケティングのセンスがめちゃくちゃある justfont 社が新しいフォントを2020年6月19日に発売しました。その名も『凝書體

参考:https://justfont.com/creamfont/

applemint では早速購入したので、そのレビューを簡単に下にまとめます。

凝書體のメリット・デメリット

メリット:フォントに困った時に使えばとりあえずサマになる。
デメリット:ウェイトが1つで、結局思ったより使う回数が少ない

2020年9月16日に買った時価格は7,990元でした。高くも安くもないといったところです。ただし買ってみて分かったのは、意外に使わないという事でした…(苦笑)

ウェイトが1種類なので不便なんですよね。だから使う時は結局1pt ストローク足して少し濃くしたりしています。しかしそうすると少しダサくなります。

その結果、ウェイトが豊富にある日本の似たような明朝体を使っちゃえーってなります(笑)繁体字の中には日本語に含まれない字が複数あるものの、大部分は対応出来るので買ったはいいものの、使い道困っているのが正直な感想です。

敢えて日本代表のフォントを紹介!

AXIS

AXIS は日本語と英語を混ぜた時のハイトのバランスすごくいいです。残念ながら繁体字の中には AXIS で表せないフォントが複数あるため、中国語の資料で使うことはお勧めしません。しかし僕がいるデジタルマーケティングの業界って横文字が多いので日本語と英語のフォントのハイトのバランスがいい AXIS は便利です。

また、日本語と英語のバランスという点では僕らのブログでも使わせてもらっているたづがね角ゴシックもお勧めです。

お金に余裕があれば AXIS やたづがね角ゴシックは非常に便利です。ただし前文で少し触れましたが、繁体字でよく使う漢字が豆腐文字になるので気をつけてください。下に日本の漢字と微妙に異なる変換不可の繁体字一例をのせます。

これらの字を日本のフォントで表現すると豆腐文字になるのでご注意ください。

わざわざ繁体字にしなくてもとりあえずモリサワのフォントで合わせる

日本語のフォントのバリエーションという意味でモリサワの右に出る会社はいないと思います。とりあえずモリサワのパスポートを持っていれば安心ですよね。

そのまま使いたいところですが繁体字は上記の例のように一部だけどうしても対応できないケースがあります。そんな時はどうすればいいでしょうか…..

ズバリ無視です 笑

ある特定のフォントがどうしても使いたくて、たった一つの字のために異なるフォントを使って妥協するなんてもったいないと思いませんか?仮に上記のような日本語と繁体字が一部異なる漢字が出て来たらそのまま日本語の方を使って良いと思います。台湾の人は読めます。

どうしても繁体字に拘りたいという方はunicode でフォントを調べて、類似する漢字を見つけて、イラストレーターで編集して、リプレイスをかければいいと思います。

ちなみにモリサワフォントは台湾では台湾人向けに Typesquare というモリサワパスポートに似たサービスを出しています。

参考:https://typesquare-lp.tw/ (2022年3月30日アクセス)

このブログや他のフォントのブログのご縁もあり、この Typesquare のLP は applemint がデザインさせてもらいました!

leo (佐藤峻)

だからと言って、別にモリサワフォントさんからお金をもらってPRブログを書いているわけではないのでご安心をw

まとめ/結論

台湾の繁体字は正直バリエーションが多くないです。種類はかなりありますが、結構似通っている印象です。聞いた話によると、華康の何百種類にものぼる繁体字のフォントも実はかなり似通っているらしいです。

繁体字を使っているのは主に台湾と香港という小さな市場に限られていて、開発の手間や投資回収性を考えると、繁体字のフォントを開発するのは割りに合わないのでしょうね。

ということで私の結論は以下です。

  1. とにかく利便性を考えるなら google フォント:google フォントは無償で商用利用可能という驚異的なフォントです。
    ウェイトも複数あるため一般的な人であればまず困ることはないと思います。
  2. デザインよりも繁体字表示に重点を置く場合: 華康、文鼎、justfont をオススメします。
  3. とにかくデザイン性を重視する場合:モリサワフォントは日本語(漢字)のバリエーションが半端ないためパスポートがあればかなり便利です (モリサワでなくてもフォントワークスのフォントでもなんでもいいですが…)

繰り返しになりますが、2018年秋から台湾のフォント会社によるフォントライセンスの強化が行われていて、一部ユーチューバーが影響を受けています。繁体字のフォントを使うと、とばっちりを受ける可能性も出て来たので是非以下の記事も併せてご覧ください。

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台湾中国語フォント (繁体字)

普段何気なくコンピューターに搭載されている繁体字のフォントを商用利用で使うことがどんなリスクがあるかご存知ですか?台湾ではある会社がライセンス料の請求をユーチューバーに始めたことで大きな騒動となりました。今回は台湾における中国語フォント(繁体字)の商用利用についてお話をします。

最後に少しだけ簡体字について

最後に少しだけ簡体字(中国大陸で使われる漢字)についてお話をしたいと思います。

中国でモノを売る時、パッケージやウェブサイトのフォントは中国政府が公認したフォントを使う必要があります。

意外に知らない方が多いのではないでしょうか?モリサワ社が中国語フォントについて書いているのでコチラを参考ください。

ちなみに中国語のフォントに興味があって台湾(台北)に来る予定の方は世界で唯一の繁体字の活版印刷屋の日星鑄字行が超おすすめです!日星鑄字行のレポートは以下のブログをご覧ください!

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台湾にある活字印刷屋の日星鑄字行をご存知ですか?繁体字の活字を扱うのは世界でも台北の日星鑄字行しかないそうです。今回は日星鑄字行行ったレポートをご紹介します。

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Leo Sato 佐藤峻

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