【インターン超おいしい説】台湾でインターンを雇って思ったこと

【インターン超おいしい説】台湾でインターンを雇って思ったこと

こんにちは、台湾でデジタルマーケティングの会社 applemint の代表を務める佐藤(@slamdunk772) です!

突然ですがみなさん、『インターンシップ』について、どんなイメージをお持ちですか?

「タダ働き?」
「インターンするぐらいだったらバイトの方がよくないか?」
「無償労働?」

僕は大学時代、インターンシップを上記のように思っていました。でも台湾で自分の会社を始めてインターンを雇って思いました。

「インターンシップって超おいしいな」と。別にインターン生が欲しくて、インターンシップを肯定する記事を書いている訳ではないです。インターンを受ける側になって、色々気づいたことがあるからこのブログを書いています。

では何に気づいたのか?このブログでは、僕が経営者になってインターン生を入れて気づいた、インターンとアルバイトの違いを雇う側の立場からお話します。

返報性の原理を利用しろ!

インターン返報性の原理

アルバイトとインターンの決定的な違いは給与の有無です
台湾ではアルバイトには時給150-250NT ぐらいの時給が支払われますが、うちではインターン生には基本的に給与を出していません。給与を出したら結局バイトと変わらないからです。

インターン生にバイト代を出すと、インターン生は「学ぶ」ために入っているのに、企業側は「働かせる」マインドになるため、両者の間に相違が生まれます。学生は低い給与で思ったより学べないと感じ、企業は働きながら学べ、と思ってしまいます。

僕は個人的に「インターン生」として企業に入るなら無償がいいと思います。実例をお話しします。

2019年6月、applemint にダニエルというインターン生が来ました。ダニエルはデジタル・マーケティングを学びたいから、手伝わせてくれと僕らに連絡をしてきました。

その後、色々メールを交換して実際に会ってみると好青年だったので、問題ないと判断し、インターン生として受け入れました。初めはもちろん雑用を中心にさせてました。なぜなら戦力にならないためです。

Webサイトのデッドリンク(無効なリンク)チェック、UX チェック、翻訳とかが彼の主な業務でした。そんな雑用を数日間真面目にしてくれる姿を見た僕は、何だかダニエルに対して悪い気がしてきました。返報性の原理というやつです。

向こうが色々してくれるから、こっちも向こうがしている分、何か見返りをしたくなる法則です。そこで僕は予定よりも早く、彼がしたかったデジタル・マーケティングのお手伝いをお願いすることにしました。

例えば applemint ではそのとき、1名正社員を採用する予定があったので、試しに Google 広告で募集をかけてみることにしました。

この時、僕らは Google 広告を使っての人材募集をダニエルにお願いしました。もちろん、どうやって Google 広告を運用するかも教えました。正直な話、別にやらなくても良かったのですが、彼がやりたそうだったので3万円ぐらい出してGoogle 広告をやらせてみました。

もし彼がアルバイトとして入ってきていたら、それこそ僕は彼に雑用ばかりさせていたでしょう。しかしインターンとして無償でお手伝いをしてくれるが故に、僕は彼のしたいことをなるべく実現させようとしました。

通常、Google広告を自分で学ぶ場合、まず udemy などのオンラインコースで千円ぐらい払います。そこで基礎を学んだ後は実践ですが、いかんせん人は自分でお金を出して広告をするのを嫌がるので、学びはそこで止まります。

ダニエルはインターンとして applemint に入った事によって、実践までする事ができました。会社を経営する側に立って、初めてインターンシップは実はめちゃくちゃ得しているのではないか、と思った瞬間でした。

人はなぜ学ぶためにお金を払うのか?

学びとお金

ダニエルは Google 広告を運用するにあたって、 Google 広告の運用方法なんて知りませんでした。そこで僕が一から教えました。

多くのインターン生は理解できないのですが、この『教える』という時間のコストって実はめちゃくちゃ高いです。

例えばホリエモンが1時間あなたに、「これからの時代の生き方」をレクチャーするって言ったら、どう思いますか?とんでもなく費用がかかりますよね?それと一緒です。

僕が教えている間、僕は何も仕事ができません。僕は仕事をすればその分お金を稼げるので機会費用が発生します。僕の1時間の単価がいくらかはここでは言いませんが、多分インターン生が考えている数倍高いです。

経営者にはこの「時は金なり」の概念が身にしみるのですが、一般の多くのサラリーマンや学生は、いくら働いても給与が固定なのであまりわからないと思います。

つまりインターン生は会社のスタッフが教えている時点で、実は儲けているということです。

しかもインターンが現場で学んでいるビジネスやマーケティングは、大学の机上の空論ではなくリアルそのものです。僕らが会社内でしている会話をちょっとご紹介しましょう:

A:「クライアントのバナーは今週 CPA (費用対効果)が悪かった。どんな事象があって、その事象に対してどんな仮説を立てて、どんな next action を立てる?」
B:「クライアントは来月の広告予算が減少した。売上減に備えてビジネスの多角化が必要だ。」
C:「最近A広告代理店というのが台北に進出してきた。どんな会社だろう。」
D:「Google が新しい広告機能を発表した。どんな施策に使えるだろうか。」

大学のマーケティングやビジネスの授業でこんなリアルな会話は聞けますか?聞けないですよね?大学で学ぶマーケティングの 4P やら 5C やら SWOT やらどうせ社会人になる頃には忘れてます。

インターン生はお金を払わなくても会社とはどういうものか、ビジネスはどういうものか学べるかなりおいしいポジションなのです。

leo (佐藤峻)

その代わりにいくらかお手伝いはしてもらいます

割と低いハードルで仕事を経験できる

インターンの入社ハードル

アルバイトが入ることになればそれなりにきちんと面接をします。なぜならアルバイトに仕事を渡した時に、ちゃんと仕事をしてくれないと困るからです。正社員なんてもっと厳しくフィルターします。

ではインターン生はどうでしょうか?少し緩めです。ダニエル君がインターンの面接に来た時なんて、好青年でとても感じのいい子だったので、すぐにOK を出しました。

ただ、もちろん選考はあって、過去に選考で落ちたインターン生はいます。過去に落ちたインターン生の特徴を特別にお話しすると、過去に落ちた子はただただ「学び」に来ようとしていました。

前章までインターン生は学べて会社の雰囲気がわかってすごいトク!なんて話をしましたが、僕らは会社で遊んでいるわけではありません。みんな真剣に仕事をしています。そんな中に一人だけ受動的に学ぶ事を待っている人が入ったらどうなると思いますか?当然浮きます。

applemint のインターンシップは give and take で成り立っています。仕事場で一緒に作業する気がなく、自分だけ学ぼうと考えている方には Udemy や Youtube での学習を学習をお勧めしています。それはインターンシップではありません。

何はともあれ、正社員の面接よりは比較的に低いハードルで会社の雰囲気が知れて、尚且つ少数の企業の実情が分かれば、大学を卒業した後に自分は大企業に行きたいのか、或いは中小企業に行きたいのかいくらかはっきりすると思います。

ちなみに大企業も中小企業もスタートアップも経験した僕のアドバイスは、大学卒業後は絶対中小企業かスタートアップがいいと思っています。

leo (佐藤峻)

もちろん最悪な中小企業&スタートアップはあると思いますが…

就活の面接時の説得力が全然違う

面接時

大学を卒業後企業と面接をする時、企業に対して何らかの課題を提起して、それに対して自分はどう貢献できるかアピールするのは当たり前ですよね?

上場企業であれば財務諸表と決算短信を見れば、なんとなく課題を見つけて面接に備える事ができます。例えば、某会社の財務諸表を見てデジタルの売上が他社と比べて低ければ、以下みたいな事を面接で言えます:

「御社はデジタルからの売り上げが競合他社に対して低い事がわかりました。私は台湾の大学に通っていた際、インターンでデジタル広告の運用のお手伝いをし、デジタルマーケティングのお手伝いをしていました。この経験を活かして、現在の広告運用を最適化し、売上に貢献いたします。」

こんな事言われたら、面接官はちょっと気になると思います。

「私はサークルでリーダーをしていて、その経験を生かして〜〜〜」なんて曖昧で嘘か本当かよくわからないようなコメントより、よっぽど採用される確率が高いと思います。

まとめ

如何でしたか?

アルバイトで短期的にお金を稼ぐのはいいことですが、もしも自分が入りたい企業への就職を考えていたらインターンシップを考えてみてください。インターンシップを無償労働と捉えるのではなく、インターンシップを通して無償で学べると考えてください。

ただし、「学べる」と受動的に思っていても会社はインターンである皆さんに一日7-8時間構うほど暇ではありません。というかみんなくそ忙しくしています。ダニエル君のように愚直に作業をし、会社に貢献する事で会社から学べる機会を得ましょう!

また、企業の中にはインターン生にきつい労働を強いるような悪徳企業が存在します。その他のインターン生の話などを聞いてきちんと見極めて応募してください。こんなこと言っても信じて貰えないかもしれませんが applemint はそんな会社ではないです(笑)

applemint でもタイミングが合えばインターンを募集しているので興味があればご連絡ください!

過去のインターン生の記事もご参考にどうぞ

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台湾にある広告代理店applemint のインターン生の紹介です。

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台北にあるデジタルマーケティングの会社 applemint のインターン生6人目!? を紹介します。 台湾でインターンシップに興味のある方はご覧ください。

※2022年4月22日更新

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Leo Sato 佐藤峻

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