【台湾進出を考える企業必見】台湾ECで大活躍の物流業者3社と今注目の物流DXサービス2選

【台湾進出を考える企業必見】台湾ECで大活躍の物流業者3社と今注目の物流DXサービス2選

こんにちは、applemintの津山です!

2020年、ECを含む日本の小売業の台湾向け投資が前年度比350%になったのをご存知ですか?コロナの影響が長引くなか、今台湾では日本の商品が熱望されており、それを見越して台湾投資を強化する企業が増えています。ですが、台湾進出で気になるのが在庫や物流管理です。

過去のapplemintのブログでもご説明しているように、台湾に進出する企業の多くはまず日本で製造したものを台湾に輸入して販売する方法(越境EC)を取ろうとします。ですがここで全てを仲介業者に任せきりにしては、手数料がかかりすぎて販売業者はもうかりません。

そこで台湾で4年色々な企業を見てきたapplemintが薦めている方法は、少なくとも台湾現地で人を雇い、自分たちで倉庫の手配と輸出入の管理をする方法です。

そうは言ってもこれから台湾進出をする企業にとっては、どんな物流業社があるのか、倉庫の管理から発送までまとめて管理できる便利なサービスはないのか、など気になることがあると思います!

そこで今回は台湾のEC業界でよく使われる物流業者と最新の物流サービスを紹介します!このブログを読めば台湾進出で役にたつ台湾物流のトレンドが5分でスッキリわかります。

台湾向けの進出を考えている企業の皆様は、他社より早く台湾物流業界の基本とサービスを押さえて台湾進出を効率よく円滑に進めていただければ幸いです!

台湾のEC市場

2021年の台湾EC市場概要

台湾の経済部によると、2021年上期のEC市場の小売業の売り上げは約8,000億円、なんと前年同期比に比べて約25%も増加しました!

台湾EC成長率

(引用元)経済部 110年6月批發、零售及餐飲業營業額統計

2021年上期はコロナの影響で台湾でも外出が制限されていたため、買い物の中心がネットショッピングに移行したことが原因です。

2020年上期時点で台湾のインターネット普及率は85.6%に達し、また小売店のネット販売浸透率が8.9%になりました。ですが台湾ECはまだEC先進国の韓国や中国の普及率25%に比べると低く、今後ますます急成長が期待されています!

EC普及率

もし8.9%が25%になれば6000億元(2兆円以上)のネット売上につながるとも言われており、ECと相性がいい海外の台湾進出企業にとっても大きなチャンスがあるといえます!

台湾向けECのメリットやリスクは別のブログでわかりやすく説明してますので、これから台湾進出を考える方はこちらのブログも参考にしてください。

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日本に在庫する場合と台湾に在庫する場合のメリットとデメリット

では次に日本企業が台湾向けEC販売を始める場合、台湾に在庫するのと日本に在庫するのではどちらがいいでしょうか?ここでは台湾在庫、日本在庫、販売代理を利用する場合の3パターンについてメリットとデメリットを紹介します。

メリットデメリット
日本国内に在庫(現地法人なし)台湾国内で現地法人が必要ない輸入者の関税負担や申請が必要、返品対応が煩雑、現地決済対応不可、発送に時間がかかる
台湾国内に在庫(現地法人あり)利用者の輸入手続不要、現地決済対応可能、在庫管理・発送・決済が迅速に行える台湾国内で現地法人設立手続きが必要
販売代理を利用台湾国内で現地法人が必要ない、台湾での在庫管理・発送・現地決済にも対応可能手数料が高い(20%前後〜)

applemintでは以前からお伝えしてますが、もし本気で台湾進出したいのなら、少なくとも現地法人を設立して台湾人を雇い、倉庫管理や発送を現地で行う方法をオススメしています。

以下のブログ記事では、applemintが4年間見てきた経験をベースにした台湾進出した企業が生き残るためのノウハウが全て公開されています!ぜひ本気で台湾進出したい企業はこちらの記事も併せてご覧ください。

More to read

数年前に台湾に進出した中小企業が現在危機感を持っています。このブログではそんな危機感を持った台湾にいる日系企業にフォーカスをあて、applemint 代表が台湾で生き残るための提言をします。

台湾のECで大活躍の3大物流業者

次に、台湾向けECで台湾に在庫を持つ場合には知っておきたい物流業者についてお伝えします。台湾でよく利用される3大物流業者の名前とサービスの特徴は以下の通りです!

物流業者その1 新竹物流

新竹物流

新竹物流は1938年設立の老舗で、台湾物流では第2位の売り上げです。新竹物流はもともとBtoB中心の物流会社でしたが、2013年の早い段階からECの代行会社と手を組んでEC配送を支援しています。

新竹物流はすでにEC配送の売り上げが50%を超えており、2021年上半期の台湾コロナ禍では営業収益が前年度比で13%も改善し話題になりました。今ではEC関連企業と提携し倉庫代行サービスや流通加工までさまざななサービスを提供しています。

新竹物流はEC販売の少量・短納期の需要にも応えるため、小型商品の配送やバイク配送にも対応しています。EC物流のノウハウが豊富なのが強みです。

物流業者その2 嘉里大榮

kerry物流

嘉里大榮は台湾物流業界の売り上げ第3位の会社です。ECはもちろんファッションから医療品まで幅広い配送サービスを提供しており、貨物量では台湾全土の35%のシェアがあると言われています。

嘉里大榮も新竹物流と同様にBtoBが中心でしたが、コロナを機に首都圏のEC物流にも積極的に参入し、2020年にEC関連物流の比率が10%から30%まで上昇しました。嘉里大榮は台湾のすべての町や村に営業所を持っており、どんな場所でもスムーズに応対できるのが特徴です。

また医療系にも強いので、徹底した温度管理や繊細な商品を扱うノウハウがあるともいえます。

物流業者その3 宅配通

宅配通

宅配通は2000年に台湾の東元集團と日本通運とが提携して設立した物流会社です。宅配通は台湾で初めてドアtoドアのサービスを開始した物流業者として知られています。

他の2つと比べて売り上げはそこまで大きくないですが、日本通運が関わっているのでクオリティ面で比較的安心感があることや、また他にない新しいサービスを次々開発しているのが特徴です。

具体的にはファミリーマートと連携した3C関連の補修部品の宅配サービスや、3時間で届けるスピード配送、グルメに特化した配送などがあります!現在EC関連の売り上げ比率は30%程度ですが、今後EC市場の拡大でますます売り上げを伸ばすことが期待されます。

今回はこの3つを紹介しましたが、他にも全球快遞など規模は小さくてもEC物流をメインにしている物流業者もあります。みなさんの扱う製品や規模で使いやすい物流業者も変わってくると思うので、ぜひ自社に最適な物流業者を探してください。

参考:

物流供應鏈爆單,台灣「宅配三雄」營收三級跳,員工過勞、罷工成隱憂

一張圖理解台灣「電商物流」自2020年以來的產業風貌!

台湾で今話題の倉庫・物流関連サービス

最後にこれから台湾向けECを検討する皆様に、最近台湾で注目度の高い比較的新しい物流サービスを紹介します。

スマート倉庫 物流共和国

物流共和国

まずはじめに、在庫管理から梱包、発送まで全てを全自動化した台湾最大のスマート倉庫サービスを紹介します。その名も物流共和国です。

物流共和国は2014年に台湾最大の物流不動産会社が作ったサービスで、新北、桃園、台中など4つの物流パークに梱包から発送まで全自動で行える合計15万坪の巨大倉庫を持っています。

台湾最大手のECモールPChomeをはじめH&M、ファミリーマート、寶雅(台湾のマツキヨみたいなドラックストア)など有名ブランドも利用しており、台湾では倉庫業界のAWSとも呼ばれています。

物流共和国ではamazonの専用倉庫でも活躍するAGV(Automated Guided Vehicle)を台湾で初めて導入し倉庫管理を全自動化しています。

倉庫

また最近では倉庫利用企業のため台湾の配送業者とも連携し在庫管理から配送まで管理できるアプリも開発しました。まさに今、大注目の台湾の物流DXサービスといえます。

もし今後台湾に進出し倉庫を借りるのであれば、たくさんの人を雇うよりも、物流共和国のようなスマート倉庫サービスを使って、効率よく在庫管理を行うことも一つの方法だと思います!

参考:物流共和國:你知道台灣倉儲界的「AWS」,就深藏在瑞芳山區裡嗎?

物流ブロックチェーンプラットフォーム 艾旺科技

物流ブロックチェーンプラットフォーム 艾旺科技

二つ目は、艾旺科技と言う会社が2017年にはじめた台湾初の物流専門ブロックチェーンプラットフォームを紹介します。なんだか難しそうですが、簡単に言うと書類の電子化サービスです。

物流業界ではサービス契約から受払、納品書や請求書や支払い管理まで、各プロセスで大量の紙書類が作成されていました。これらの紙書類を、秘密鍵を使って暗号化し、ブロックチェーンプラットフォームを通じて電子書類をやり取りする方法に変えたのがこの艾旺科技のサービスです。

物流関係の書類は思ったより大量で、書類のペーパーレス化により物流業界で年間200億円のコスト削減と3億枚の書類削減が達成できます。また電子化により関係者が簡単にオンラインで書類や請求書の作成・確認ができるので、仕事の効率化が期待できます!

参考:國內物流業開始導入區塊鏈技術,提高物流營運效率

今後台湾に進出して台湾現地での在庫管理を考える場合は、これらの物流DXサービス活用しながら、効率よくビジネスを拡大していってもらえればと思います!

最後にapplemintについて簡単に紹介します。

applemint

applemintは台湾向けECを始めたい企業の皆様の台湾進出を全力でお手伝いしています。これまで化粧品から健康食品、アニメグッズなど、様々な日系・台湾企業のECビジネスのご支援を台湾現地マーケティング会社の立場から行ってきました。

applemintではこれまでのノウハウをもとに越境ECから現地進出のアドバイスまで様々なニーズにお答えし、現地の様子を見ながらリアルタイムで最適なご支援をすることが可能です。

冒頭でお伝えしたように日本の台湾市場への注目度は今かなり高まっています。コロナ後は台湾市場への進出はますます活発になることが予想されるので、今からいち早く準備して進出に備えておくことが成功のポイントだと考えます。

もしこのブログを読んで少しでも台湾進出およびapplemintに興味を持っていただけたら、ぜひこちらからご連絡ください!弊社は全力で皆様の台湾進出をサポートいたします。

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Kaori Tsuyama

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