【2024年版】台湾小売店のデジタルマーケティング

【2024年版】台湾小売店のデジタルマーケティング

こんにちは!台湾でデジタルマーケティングの会社 applemint の代表を務める佐藤(@slamdunk772) です!

今日は台湾における、小売店のデジタルマーケティングというテーマでお話をしたいと思います。

最近、ECを主戦場としていた企業が、続々小売店での販売に乗り出しています。その背景にあるのは、台湾ではオンラインでの販売だけでは、中々売り上げが上がらないという問題があると思っています。

とは言え、小売店も棚の面積は限られているので、誰でも商品を置けるわけではなく、通常小売店に商品を置きたい場合は、台湾で1,000万元ぐらいの販売実績を作ってからスタートラインに立てます。

スタートラインに立ってからも、売れなければ棚から下ろされてしまうので、ある程度広告予算をかけてプロモーションをしていく必要があります。
なお台湾では、メディアや PR は “買うもの” という意識があるため、日本のようにいい商品なら勝手にメディアが取材に来て売れるということは極力期待しない方がいいです…

日本で広告費をかけずとも売れていたメーカーが、いつまでもPR効果を期待し、台湾で広告費をかけずに去っていた事例を僕はいくつも知っています(ポジショントークではなく、マジです)

では、台湾における小売店のマーケティングはどうすればいいのか?今回は、小売店を主戦場にしている某メーカーの事例を基に、特別にお話をしましょう。

ちなみに以下は某家電メーカーさんの台湾進出のお話です!興味がある方は是非ご覧ください!

小売店マーケティングの KPI は露出と興味

digital marketing in 【2024年版】台湾小売店のデジタルマーケティング

結論から言うと、2024年時点の台湾における小売店マーケティングで重要な KPI は、露出と興味 (エンゲージメント) だと思っています。

露出とはその名の如く、広告の露出です。”興味” とは、露出された広告に対してユーザーがどれだけ興味を示しているか (エンゲージメント)、です。

例えば、数万元の広告予算をかけ、大量に露出した広告も、ユーザーが全部スルーをしていたら、意味がありません。一方で何万も露出をした広告に、ユーザーが反応をしていたら、それは意味があり、いい広告と言えます。

僕が見てきた事例だと、安い露出単価で、比較的にエンゲージメントが高いユーザーに広告を露出できた場合、小売店の売り上げは上がります。

では、具体的にどうすれば低単価の露出を実現し、ユーザーの興味を引き出すことができるのでしょうか?今の所台湾で良さそうなのは、Google 広告です。これが今後どうなるかはわかりません。Facebook 広告も悪くありませんが、個人的に手応えを感じているのは Google 広告です。

Why Google 広告 in 台湾?

google in 【2024年版】台湾小売店のデジタルマーケティング

Google 広告とFacebook には、大量に広告を露出する事に特化したメニューがあります。露出単価に関してはケースバイケースですが、Google の方が安い場合が多いです。

ただ、単純に Google 広告と Facebook 広告の露出単価を比べると、あまり変わらない場合も多々あります。では、それでもなぜ Google 広告の方がいいと僕は思うのか?
その理由は、Google 広告のクリック率です。

Facebook 広告の露出に特化した広告は、クリック率が低い場合が多く、それに対して、Google の露出に特化した広告の方がクリック率が高い場合が多々あります。したがって、露出とエンゲージメントの両方を実現できるのは今の所、Google 広告だと思っています。

残念ながら小売店のマーケティングでは、ECへの誘導と違って、購入者を一人一人追跡して広告の費用対効果を測る事はできません。
しかし、僕らがお手伝いした事例だと、今まで広告をしなかったメーカーが、露出に特化した Google 広告をした後、販売先の小売店では 10%ぐらいの売上UP が見られました。

ちなみにこのメーカーさんはこの時 Facebook 広告をしていませんでした。

Google 広告で大事になる要素

では、台湾で Google 広告をすれば誰もが小売店の売上が上がるのでしょうか?そんな美味しい話はないです😂

僕の考えでは、動画とクリエイティブとお店の商品との連動が Google 広告では鍵になります。

例えば、Google 広告を始めてから小売店の売上が上がったメーカーさんの事例を基にお話しすると、その会社では、大量露出のメニューの一つだった YouTube 広告の動画の視聴率が少なくとも20% ありました。

YouTube 広告の視聴率は、定義が少し複雑なのでここでは割愛しますが、大体20%あれば合格点と僕は考えています。一番良くないのは、露出はできているけれど、視聴率が低い動画や、3分以上の動画を適当に YouTube 広告用に使い回している広告です。(動画の秒数が極端に少なくて、視聴率が極端にいい動画もよくないです)

うまくいっている企業は、YouTube に最適化された広告動画をきちんと作っています。

また、YouTube 広告の動画と店頭に並んでいる商品のイメージがマッチすると、自然と売上は上がります。

とはいえ、台湾2300万人の市場のために、YouTube 用に動画を作るリソースがある企業はなかなかいないと思うので、日本の優秀な30秒のCM を繁体字の字幕付きで使うのも悪くはないと思います。

また、携帯などを使って縦に撮った動画を広告として使用すると視聴率が高い傾向にあります。

台湾でGoogle 広告を始めた某企業に起きた興味深い出来事

taiwan in 【2024年版】台湾小売店のデジタルマーケティング

最後に、小売店販売強化ように行った Google 広告が思わぬ効果を生んだ事例をご紹介します。

僕らでは、2019年から子ども用品を台湾の小売店で販売している企業様のデジタルマーケティングをお手伝いしています。

昔から Google 広告を行っているのですが、最近小売店向けに特にいい事がわかったメニューをこの企業様向けに試した所、なんと思わぬ反応がありました。
それは、対企業からのお問合せが増えた事です。なんと台湾スーパー最大手の一つ、全聯から、「御社の商品を扱いたい」とその企業様にお問合せが来たのです。

これは意外でした。興味深い事に、このお客様同様に、同じGoogle 広告のメニューを始めた某メーカーさんも、その後ホテルや飲食店から商品を取り扱いたいという連絡がありました!
台湾における Google 広告の意外な効果を実感しています。

参考までにこの広告メニューの予算をお伝えすると、大体7万元 (35万円) 前後で、僕らではなんとなく効果を実感できています。決して大きな金額ではないと思いますので、この機会に是非試してみてはいかがでしょうか?

以上、applemint 代表佐藤からでした!

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Leo Sato 佐藤峻

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