こんにちは！台湾でデジタルマーケティングの会社 applemint の代表を務める佐藤(@slamdunk772) です！
今日は日本で2021年の12月に立ち上がったばかりのスタートアップ YourTrade さんとのお仕事っぷりについてお話をしたいと思います。なぜこんな事を話したいかと言うと、彼らみたいな仕事の進め方をしないと多分異国で成功しないと思うためです。
投資家のプレッシャーと自分達の生活という二重のプレッシャーがかかっているスタートアップと僕らがどんな感じで仕事をしているのか、という話は今後台湾向けにビジネスをしようとしている方にはかなり参考になると思っています。
YourTrade さんのビジネスは、越境ECや海外ビジネスをしていて発生した返品品や廃棄品等を再販するサービスです。現在主に台湾向けの越境ECで発生した返品品や、台湾現地で発生した在庫品を nomino というサイトで再販しています。
ちなみに彼らは最近資金調達もしていて、僕らみたいに無借金で幸運が重なって今に至るスタートアップとは違い、トリリオンゲームみたいなガチのスタートアップです。
それではどうぞ！
彼らとの仕事で感じることその1.スピード
YourTrade さんとお仕事をしていて感じるのはスピードです。スタートアップで人数が少ないからかもしれませんが、とにかく早いです。それこそ台湾の KARADA factory さんぐらい早いです。
あ、自慢じゃないですけど、僕らも仕事は早いです? 少人数でスタートアップといったら、スピードしか取り柄がないのでとにかくスピードは意識しています。
話を戻します。YourTrade さんの仕事のスピードについてですが、例えば先日僕らは彼らの販売サイトの価格表記についてある提案をしました。元々販売サイトでは、「xx% OFF」という日本人に馴染みのある表記だったのですが、台湾では「x折」の方が一般的なので、台湾人ユーザーには「x折」がいいと思うとお伝えしました。
以下は元々の価格表記です。ご覧の通り、「xx%OFF」と表記されています。
それが提案から大体 2日後には全ての商品の価格表記が、台湾人に馴染みのある表記になりました。
このスピード感はやっていて本当に刺激を受けますし、自分達も同じスピードでやろう！って気分にさせられます。
その他に、彼らは ECサイト内の細かな点に関しても日々 PDCA を回しています。彼らの EC サイトは Amazonや楽天などと比べるとまだまだ完璧には程遠いかもしれませんが、確実に一歩一歩ユーザーフレンドリーな EC サイトに近づいている事は確かです。
彼らとの仕事で感じることその2. 謙虚さ
次に YourTrade さんとお仕事をしていて感じるのは彼らの謙虚さです。こちらの話に真摯に耳を傾けてくれる姿勢は、それだけでものすごくありがたみを感じます (もちろん、YourTradeさん以外にも僕らの話に真摯に耳を傾けてくれるお客様はたくさんいます！）
以前別のブログでも書いたのですが、信頼出来ると思った業者はとことん信じて、いい具合にプレッシャーをかけるのが一番いいと僕は思っています。
短期的な結果を求める企業は、結果が出ないと何かと相手の事を疑いがちです。残念ながら一部の企業はその結果デジタルマーケティングに奇跡を求め、3ヶ月で結果が出ないとそれはあたかも僕らのせいだと言わんばかりの態度を取ります。こちらがどんな説明をしても聞こうとはしません。
それで向こうの気が済むならそれでいいですが、僕の経験上そういう会社は2年経とうが3年経とうがあまり状況は変わらないです。
YourTrade さんの場合、短期的に求められる結果のプレッシャーは、恐らく台湾にいる日系企業にお勤めの方の比ではないと思います。
彼らには資金がなくなったら自分達の会社が潰れるというプレッシャーと、リターンを貪欲に求める投資家からのプレッシャーがあります。くれぐれもお伝えしておきますが、人それぞれ好きな生き方があるので、起業家が偉くてサラリーマンが偉くないというわけではありません。
ここで言いたいのは、起業家は必然とサラリーマンの方よりプレッシャーを感じる事が多々あるというだけの話です。
なので彼らには結果が出ない事に対する焦りはかなりあるでしょうし、結果が出ない時に僕らにフラストレーションをぶつける事だってできます。
しかし彼らは僕らのアドバイスに耳を傾け、僕らが台湾で成功するのに必要と思った事に対してはいつも積極的に対応してくれます。そうすると僕らも必要以上のサービスを提供しようと努力したくなります。
彼らとの仕事で感じることその3. モチベーション
最後に、YourTrade さんとお仕事をしていて一番刺激を受けるポイントはモチベーションです。というか、この部分に関してはありがたみさえ感じています。当たり前すぎるかもしれませんが、YourTrade さんの中には、やる気がない人は一人もいません。
1~2年前に始めた会社なので、当然っちゃ当然なのですが、世の中の7~8割の企業の社員はやる気がありません?
ではここで質問です。人はやる気がない人と仕事をするとどうなるでしょうか？やる気をなくします。なので僕らも仕事をしたくない企業さん、やる気がない担当者と仕事をするとモチベーションを削られます。
でも仕事ってつまんないのが普通ですし、つまらなくても会社のために頑張れる日本人は本当に世界でも稀有な存在です。台湾に来ると、びっくりするぐらいやる気のない人に出会います?
そんな僕もサラリーマンだった当時は、仕事は効率重視で、如何に仕事を増やさないかいつも考えていたので何とも言えませんが…?
今振り返ると恥ずかしい限りですが、こうして自分の会社を持った今、やる気を持った人と働く事は本当にありがたい事だと感じます。
僕らは幸いにも YourTrade さん以外にもやる気が高い日系企業さんとお付き合いがあり、結構救われていたりします。もしもこうした日系企業さんとのお付き合いがなければ、スタッフはとっくにみんな辞めていたと思います…
という事で以上 applemint 代表佐藤から、僕らと日本のスタートアップの仕事のやり取りというテーマでお伝えしました。
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