非常識こそ効果的!台湾BtoBのGoogle検索広告、新・勝ちパターンを初公開

非常識こそ効果的!台湾BtoBのGoogle検索広告、新・勝ちパターンを初公開

皆さんこんにちは!applemintの津山です。

applemintのデジタルマーケブログを読んでくださる皆様の中には、台湾でBtoBのGoogle検索広告運用で思ったように成果が出ず、頭を悩ませている方もいるのではないでしょうか?

実際applemintもそうでした。とあるBtoBのクライアントの広告運用で全く効果が出ず、クライアントからお叱りをうける日々が続いていました…。

しかし、今回、弊社は台湾でBtoBのGoogle検索広告における新たな勝ちパターンを発見しました!これは今までどこのサイトでも紹介していない内容です。皆さんはそんな新常識、知りたくないですか?

そこで今回は、BtoBのGoogle検索広告運用の企業担当者や広告代理店に向け、今まで誰も教えてくれなかったGoogle検索広告、新・勝ちパターンを初公開します!

この方法を知らないと、改善のチャンスを逃し続けるかもしれません!BtoB企業の方は全員必見の内容です!

何をしたか(結論)

まず今回、何をしたか結論からお話しします。BtoB企業のGoogle検索広告のマッチタイプで「部分一致」を積極活用しました。

部分一致

これは従来のBtoB必勝セオリー「マッチタイプは完全一致、フレーズ一致を中心にする」と真逆の方針です。

参考:BtoBリスティング運用のコツとは?クリック単価が高い業界での勝者となれる運用方法をご紹介

しかし!ここで「部分一致」におけるGoogleの機械学習が、想像以上に効果を発揮しました。部分一致を開始した結果、露出回数が大幅に増えた上に、CPC(クリック単価)を40%抑制し、CV数(コンバージョン)も約2倍に増加という劇的改善を見せました!

私たちも意図して部分一致を導入したわけではないので、これは本当に運が良かったと思います!おそらくGoogle検索しても「BtoBの検索広告で、部分一致を積極活用する」と推薦しているサイトは出てこないでしょう…。

部分一致を積極活用した背景

ではなぜ部分一致を積極活用することになったのか?それはちょうど台湾でBtoB製品を販売するクライアントの広告運用を引き継いだことがきっかけです。

最初にapplemintが以前の広告代理店の運用を見たところ、キーワードのマッチタイプはほぼ部分一致、キーワードの品質スコアも低く、広告文も手抜きの状態。BtoBの検索広告の勝ちパターンからは全く常識外れの状態でした。(ここまでいうと、以前の広告代理店さんに怒られそうですが…)

ちなみに従来のBtoBの検索広告の一般常識はこちらです。

  • 検索キーワードは限られるので、マッチタイプは完全一致とフレーズ一致を中心にする
  • 上位表示させるためキーワードの品質スコアを上げていく
  • 広告文はキーワードに沿うものを徹底調査して練り上げる

参考:BtoBリスティング運用のコツとは?クリック単価が高い業界での勝者となれる運用方法をご紹介

そこでapplemintでは従来のセオリーに従い、キーワードは完全一致とフレーズ一致を中心に、品質スコアや広告文にも気をつけて運用してみました。しかし結果は逆にCV数(コンバージョン)が大きく減少してしまいました。

結果が出ない時期が続いたため、クライアントから以前の広告代理店の運用に戻して欲しい、と言われてしまい、結局元の運用にもどすことになりました…。

するとなんと、元の運用に戻したその月から、CPC(クリック単価)が6割まで下がり、CV数が2倍になるという大改善が起きたのです!これは全く想定していなかった結果でした。

人工知能

部分一致の活用がうまくいった理由

キーワードのマッチタイプは部分一致、品質スコアは1〜3、広告文の内容は適当。なぜこの状況で運用がうまくいったのでしょうか?

その理由は、やはりマッチタイプ「部分一致」による機械学習が大きいと思います。もう少し内容を詳しく説明します。

部分一致が広告効果を改善した理由(仮説)

・部分一致は一般的にCPC(クリック単価)が安く、同じ予算でも露出が大幅に増えた。
・露出が増えた分、広告が多く表示されるようになり、クリック数の増加に繋がった。
・また機械学習により、当初想定してなかったキーワードにも配信され、実際CVが来た。

後日、以前の広告代理店とやり取りをしていた退職者の方に当時の運用を聞くと、あえてセオリーから外れたのではなく、偶然うまくいっていた事がわかりました…(苦笑) 

しかし結果的に誰も知らなかった方法で、広告効果を改善できたことは非常にラッキーでした。

人工知能

まとめ

では最後に、今回のGoogle検索広告の新常識をまとめます。

Google検索広告の新常識

結論:「部分一致」のマッチタイプが自動化との相性が良く、運用成果改善が期待できる!トライしてみる価値あり!

理由:部分一致はCPC(クリック単価)を抑えて大量に露出することができるため、広告が多くのユーザーに表示され、結果クリック数とCV(コンバージョン)の増加につながる。また機械学習が進むことで、想定外のキーワードからもCVが取れる。

注意点:一定規模の予算がある場合のみ実施したほうが良い(データ不足だと機械学習が進まないため)

この新常識は、今まで部分一致がNGとされてきたBtoBこそ特に活用のチャンスがあると考えます!理由は、BtoB製品やサービスは専門性が高く、広告代理店はもちろん、企業の営業担当者ですら正確にニーズが把握できてないことが多いからです。

BtoBでも超ニッチな製品など、検索者が少なすぎる場合は効果がないかもしれませんが、それ以外は一度試してみる価値はあると思います。

ちなみに、結果として今回はうまくいきましたが、全て部分一致で運用するのはリスクが高いので、完全一致とフレーズ一致も入れた上で部分一致を使い、除外キーワードを追加しつつ最も効果的な配信先に絞り込んでいく方法をお勧めします。

また、余裕があればWebページにLINEのお問い合わせボタンを設置することで、さらにGoogle広告の効果が上がることが確認できています!

実際にapplemintはこの方法でクライアントの広告効果を劇的に改善しました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

いかがでしたか?今回は誰も教えてくれない特にBtoB向け Google検索広告の新常識を、実例とともにお伝えしました!この新常識を活用して、皆様の広告運用の改善に繋がれば幸いです!

applemintへのご相談やご連絡はこちらから!

Kaori Tsuyama

関連ブログ

にお問い合わせ