台湾スタートアップの寿命

台湾スタートアップの寿命

こんにちは、台湾でウェブマーケティングのサービスを提供する applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

いつも長々とブログを書いていますが、今回はサクッと台湾スタートアップの寿命について書いていきます。具体的には、台湾のスタートアップの寿命はどれくらいで、どんな企業が生きていて、どんな企業が短命なのかということを書きたいと思います。

それではどうぞ!

台湾ってスタートアップ増えているの?

「スタートアップ」と聞くとみんなテク系の会社を想像するかもしれませんが、飲食も立派なスタートアップです。台北市のデータになりますが、面白いサイトがありました。

台湾スタートアップの数
参考:臺北產經數據

このデータによると、台北市の新しく登記をした企業の数は以下です。

  • 2021年:65,569
  • 2020年:65,786
  • 2019年:69,392
  • 2018年:68,470
  • 2017年:67,605

台北だけで毎年コンスタントに65,000ぐらいの会社が新しく建ってます。これはすごいですね。次にこの数字の内訳についてお話をします。

台湾はどんなスタートアップが多いの?

65,000もの新しく登記した会社の中で一番多い業種は小売業です。これが毎年大体全体の約20%を占めます。次に多いのは IT /テク系、専門的な分野です。毎年安定して大体全体の 15%ほどです。3番目に多いのは製造業で全体の 10%ほどです。

意外なのは、起業のハードルが低いと思っていた飲食は登記する企業の7%ほどということです。

ただ、このデータには少し落とし穴があります。例えば製造業ってスタートアップのハードルが高いと思いませんか?結構な設備投資が必要になりますし、銀行の融資か相当な貯蓄を持っていないと始められません。それなのに、結構な数のメーカーが新規で登記しています。

この台北市のデータが示すのはあくまで新規に登記した企業であって、それらが全てスタートアップという訳ではありません。以前以下のブログで台湾の中小企業を調べた際、なんと台湾における業種別の企業数が上の業種別新規登記会社の数ととても似ていました。

つまり僕の仮説ですが、台北ではある業種で儲けた会社が拡大やオーナーシップの分散化のために新規で会社を設立しているケースが多いのではないかと思っています。

台湾で消える会社の数

増える会社がある分、消える会社ももちろんあります。営業を停止する会社、撤退をする会社の数はどれくらいあるでしょうか?こちらのサイトから台湾の資料を登記抹消数をお伝えします。

台北市の登記抹消企業数
  • 2021年:30,734
  • 2020年:31,127
  • 2019年:41,290
  • 2018年:32,643

ちなみに台北市は2017年から2021年までの4年間で、平均10,483社が登記を抹消しています。従って、毎年6万社が新たに登記をする一方で1万社ぐらいが登記を抹消しているという事です。

興味深いのはコロナウイルスが世界を襲った2020年と2021年は登記を抹消した企業の数が他の年と比べて少ない事です。これは台湾政府がコロナウイルスを抑え込んだ影響と言えるかもしれません。

ただ、台湾には会社の売上が悪い時に一時的に会社を寝かす「停業」という方法があります。詳しくは以下をご覧ください。これは倒産ではないのですが、解散の一歩手前なので倒産とほぼ同義です。この数字も入れたら実際に営業活動をやめた企業の数は1万1千ぐらいにはなるのではないかと思っています。

More to read

こんにちは、台湾でウェブマーケティングのサービスを提供する applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。 台湾はコロナウイルスの感染者が少ないとはいえ、事業への影響は出ています […]

スタートアップの寿命ってどれくらい?

では、スタートアップの寿命って結局どれくらいなのでしょうか?色々見て回りましたが、結局正しそうな数字には出会えませんでした。ただし、こちらの記事によると、台湾で5年後も生き残っているスタートアップの数は1%だそうです😭

1年以内につぶれるスタートアップの数は90%で、生き残った10%の内5年以内に90%がさらに消えるそうです。つまり簡単な数学をすると、仮に台湾では毎年新たに 1万社が誕生するとします。その内生き残るのは1,000社(10%) です。その1,000社のうち5年後も生き残っているのは100社 (10%生き残り、90%が消える) です。

1万社のうち、100社生き残るので、生存率 1% という事です。こうして聞くと、スタートアップとはなんとも厳しいサバイバルゲームです。

自分達が台湾でまだ奇跡的に生き残っている理由

applemint は2022年の9月で6年目を迎えます。つまり、僕らは台湾で1%の存在になりました。では applemint はなぜ5年もやれてこれたのでしょうか?一応戦略的にやっている部分ありますが、それらの戦略を話したところで少し後付けに聞こえてしまいそうです。一応僕が考える僕が台湾で5年も生き残った理由と意識してきた戦略についてお話をします。

applemint が台湾で5年生き残れた理由と戦略

1. 台湾で日系企業をターゲットにした
2. 広告代理店は誰も SEO やコンテンツマーケティングを真剣にやらない中コンテンツに力を出した
3. 広告代理業という比較的に固定費が低い業種で始めたこと
4. 創業時幸いにもマルチリンガルだったので翻訳を出来たこと(笑)

本当はもっと色々あるのですが、詳しい話をすると相当長くなるのこれぐらいにします。もしも applemint の起業話に興味がある方は以下ご覧ください!

以上台湾からでした!

applemintへのご相談やご連絡はこちらから!

Leo Sato 佐藤峻

関連ブログ

にお問い合わせ