【台湾起業4年目の実録】そしてみんな消えた…

【台湾起業4年目の実録】そしてみんな消えた…

こんにちは!台湾で applemint というウェブマーケティングの会社の代表を務める佐藤(@slamdunk772) です!

さて、applemint は台湾で起業して早4年が経ちました。コロナ渦でも生き残ってます!(笑)台湾でコロナウイルスが拡大後、お客さんから「私達がどれだけ苦労しているかわかりますか?」って少し怒られましたが、僕らは2020年3月から苦労してます!(苦笑)

この【台湾起業X年目】シリーズも4回目です。ちなみにスタートアップの起業後5年目の生存率は15%らしく、このまま行けば僕らも15%の中に入ります😄

今回のブログも前回同様に1年間を4つのパートに分けてお話をしたいと思います。いやー4年目もめちゃくちゃ色々ありました。ある意味一番カオスだった1年だったかもしれません(笑)過去のブログを読んでみたい方は以下ご覧ください!

それではどうぞ!

2020年9月-12月:初の退職者 (苦笑)

この時期の一番の出来事は初の退職者でしょう。applemint 創業2年目で入ってくれた日本人の子が2年勤めて辞めました。

「ついに来たかー」って気持ちでした(苦笑)

辞めた子がこのブログを見てどう思うかわかりませんが、この子が近い将来辞める事はなんとなくわかっていたので、実はこの時期からXデーに備えて人材を確保する準備をしていました。

具体的に何を準備したかというと、Twitter を少し積極的に使い始めました。次に「台湾 求人」、「台湾 転職」といったキーワードで Google 検索に引っかかるように SEO を始めました。

また、僕がどんな思いで台湾で広告代理店をしているか日本人に伝えるためにちょっと感情的な動画を作りました。

もしかしたらこういう一連の行動に対して、彼女が自分は信頼されないと感じて辞めたかもしれません。それは分かりません。ただ、結論から言うと準備しておいてよかったと思っています。

佐藤峻leo sato

台湾では日本人だろうと台湾人だろうと1-2年で辞める事を見込んでおいたほうがいいと思います

おかげで、数ヶ月後に新しい日本人のスタッフ (Kay) を採用する事が出来ました。新しいスタッフは本当に真面目で責任感があり、すごく素直ないい子です。僕みたいに感情の起伏もないしうちに入ってくれて本当に助かってます。

という事でこの時期の一番の出来事は初の退職ですが、その他に起こった出来事は以下です:

2020年9月-12月の出来事

・コロナ渦でも日本からのお問い合わせが少しずつ復活する
・換日線というメディアでコラムを掲載開始
(ちなみに業績は2020年4月から相変わらず不調)

佐藤峻leo sato

退職した子が見てるかわかりませんが、2年間ありがとうございました!

2021年1月-3月:噂には聞いていたが…

旧正月

年が明けて2021年になりました。社員は5名から4名となり、4名で尾牙 (台湾版忘年会) に行きました。毎年旧正月前のこの時期は尾牙が盛んです。そして尾牙後なんと….

2人目の退職者が出ました(泣)しかもボーナスと紅包支給後です。

紅包とは

紅包とはボーナスとは別に支給されるお年玉みたいなもの

台湾ではよく旧正月後にボーナスと紅包を渡した後に会社を辞める社員が多いと聞いてましたが、まさか自分の身にそれが降りかかるとは思いませんでした….

これはくそショックでした。会社の業績はコロナウイルス以降ずっと停滞してましたが、スタッフは頑張ってるし赤字になりながらボーナスを出しました。その結果がこれです….

この経験を通して一つだけ言える事があります。もしも会社に勤めている方がこれを読んでいたらボーナス支給後の退職はまじで辞めた方がいいです。僕はボーナス支給後に辞めたスタッフへの信頼がゼロになりました。

人ってどこで繋がっているか分かりません。人生100年時代で多くの人は60歳になっても働くことを考えたら、本当に止めた方がいいです。どうしても辞めたければ、せめてボーナスをもらってから2ヶ月後がいいと思います。この時の話は以下に詳しく書いてます:

話を自分達のビジネスに向けると、業績は相変わらず低空飛行でした。2020年1月から2020年12月までに弊社とお別れをしたクライアントの数は9社ありました (泣) 理由は日本の状況がやばいからという事でした。

完全に自分達の実力不足です。そもそも台湾で結果が出ていたら、お客さんは日本がダメでも台湾を強化しようと考えたかもしれません。

このままではダメだと思い、僕はスタッフ及び自分の実力を上げるため、トレーニングを充実させることにしました。

一般的にトレーニングは何が問題かというと、やった後に皆トレーニングの内容を忘れて、トレーニングで学んだ事を実践しない事だと思います。なぜ実践しないかといったら実践しても評価に反映されないからだと僕は思いました。

そこでトレーニングと人事評価を連動させ、同時に人事評価をきちんと言語化&数値化しました。また、Data Studio を使って社員の評価及び KPI、そして会社の状況をいつでもどこでも見れるようにして、自分の数字と向き合う習慣をつけてもらいました。

Data studio を使った人事査定表

まとめるとこの時期一番の出来事は2人目の退職者(ボーナス支給後1週間後) です。その他に起こった事は以下です:

2021年1月-3月の出来事

・トレーニングの充実と新たな人事評価を導入
・日本人の新入社員が入社

2021年4月-6月:やりすぎた合宿と台湾の顧客獲得

合宿

2021年の3月に新しく日本人のスタッフが入り、自分達の実力を底上げする意味を込めて花蓮に合宿に行きました。

しばらく社員旅行に行ってませんでしたし、休ませたいって意味もあったのですが、トレーニングをがっつり入れすぎて合宿になりました….リラックス要素が全然なかったです…スタッフに申し訳なかったです。

もはや、花蓮行く必要なくねー?ってぐらい滞在先の宿舎に留まってトレーニングをしました。あれは本当によくなかったなーと思います。

そのほか、2021年から台湾の企業からのお問い合わせが増えました。もちろん狙っていて、2020年から種まきはしていました。2020年にコロナウイルスが日本で流行した際、日系の会社とばかり仕事をしていた僕らは業績が急激に下がりました。そこでその当時、リスクヘッジも兼ねてもっと台湾の会社と取引をしようと思い準備をし始めました。

具体的に何をしたかと言うと、2020年の終わりから、台湾企業への僕らの露出を増やすために換日線というメディアでコラムを書き始めました。

また、2021年3月からチームをJPチームとTWチームに分け、TWチームの権限を全て僕のパートナーであるエリックに渡しました。これによって台湾顧客獲得が強化され、台湾の顧客に対してよりスピーディーに動けるようになりました。

同時に台湾の顧客に対する SEO も行っていて、これもじわじわとボディブローのように効果を発揮しました。

佐藤峻leo sato

台湾メディアへの積極的な発信やブログの発信が4-5ヶ月経って効き始めました。

そんな矢先に2021年5月に今度は台湾でコロナウイルスが拡大しました….リスクヘッジのために台湾の顧客獲得に力を入れていた矢先の出来事でした。

影響は当然ありました…とはいえ、コロナウイルスショックは2020年に十分味わっていたのでメンタル面では大丈夫でした。また、不幸中の幸いなのか冒頭でもお話したようにスタッフが2名辞めて人件費が下がったので、赤字は免れていました。

2021年7月 – 9月:そしてついにメンバーが消える

離職者

2021年8月、applemint は僕と Eric と2021年3月に入ったスタッフを除いて、初期のメンバーが全て消えました(泣)2020年3月に入社した新卒の子が2021年の 7月に抜けました。

あまりに突然だったのでびっくりしました。元々入社時に将来は起業する!と言っていたのでどこかで辞める事は覚悟してましたが、まさか1年と3ヶ月で辞めるとは思いませんでした。

もちろん、僕にもまだまだ至らない点は多いと思いますが、僕は自分自身 applemint は最高の会社だと思っています。こんなに柔軟性があって、台湾では珍しくスタッフを信頼してリモートワークを推進して、給与も相場よりもよくて、スタッフは超真面目でみんな助け合う会社なのに人は辞めます。

1年3ヶ月で辞めた子は離職した2人の子と仲が良く、2人が辞めた後うちで働くのは面白くなくなったみたいな事をちらっと言ってました。あ、あと退職後は起業するとか言ってましたが、僕はしないと思ってます(苦笑)

この経験から、台湾だと従業員を雇う事自体が結構リスクだなと思い始めました。なのでこの件以降仕事を全てインハウスでするのではなく、インハウスで出来ても外注をしてリスクヘッジをする事を意識し始めました。

佐藤峻leo sato

コミュニケーションや会社の雰囲気は引き続き改善し続けます….

面白いのが、彼女が抜けたタイミングで新規の問い合わせが増えて忙しくなりました(苦笑)まー彼女が抜けた事で applemint は再スタートを切ることになります。

起業4年目の総括:結局みんな辞めた(苦笑)

2020年9月2021年8月までを振り返るととにかく人事に振り回された一年でした。しかし悲観はしていません。2020年の11月に辞めた子の後に入った子は、猛スピードで成長していて、かなり優秀です。

直近 applemint では2名を採用しましたが、二人ともとてもモチベーションが高いです。僕の仕事はとにかく彼女達のやる気を持続させる事です。

みんな辞めはしましたが、ここからパワーアップします。台湾で起業した先輩に聞くと台湾人は自分達の思う何倍も早く辞めると言ってましたが、それを自分で体感出来た事が大きかったです。

また、今回2020年から2021年にかけて3人辞めた事で僕は「辞めたことを後悔するぐらい絶対にいい会社にしてやる」と意気込んでいます(笑)

あ、ちなみに台湾で 6年以上住んでいる僕の経験上、従業員に毎月6万元の給与を上げれば、大抵の事がない限りみなさん辞めないです(笑)なので、大きな資本を持っている会社さんはいいと思った子にはさっさと6万元を渡すといいでしょう!

以上applemint 代表佐藤からでした!

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