BtoBの台湾デジタルマーケティング【2022年DX化が止まらない】

BtoBの台湾デジタルマーケティング【2022年DX化が止まらない】

こんにちは、台湾で applemint というデジタルマーケティングの会社の代表を務める佐藤  (@slamdunk772) です。

2020年以降、コロナウイルスによって弊社は大ダメージを受けました。しかしポジティブなこともありました。

それは当社に BtoB企業から台湾におけるデジタルマーケティングに関するお問い合わせが増えたことです。

コロナ以前は一件もなかったBtoB企業のお問合せがなぜ急に増えたのか?背景にはコロナによる営業自粛があると思います。

おかげで当社は台湾広告代理店の中で、かなり早く BtoB企業様のデジタルマーケティングの支援が出来たと思っています。

では、BtoB企業は具体的に台湾でどのようなデジタルマーケティングをすればいいのでしょうか?

今回は BtoB企業が台湾で行うべきデジタルマーケティングについて具体例を用いて分かりやすくお話します!

今後台湾でデジタルマーケティングを検討されているBtoB企業の方は必見です。

接触ポイントを理解する

オンラインの接触ポイント

BtoBであろうとBtoCであろうと、最初に考えないといけないのはターゲットと接触するポイントです。

applemint では顧客にデジタルマーケティングを説明するときは、分かりやすくターゲットを2つに分類して話します:

  1. 皆さんの製品/サービスを欲している人
  2. 皆さんの製品/サービスを欲していないけど、欲しくなる可能性がある人

当社のサービスに例えてお話しします。applemint のサービスは台湾におけるデジタルマーケティングの支援です。

このサービスを、今この瞬間欲している企業は必ずいます。これが上記でいう #1のターゲットです。

次に、今この瞬間はデジタルマーケティングのサービスを欲していないけれど、私が丁寧にデジタルマーケの必要性を話せば必要と感じる人がいます。これが#2のターゲットです。

#1と#2 のターゲットでは接触するべきポイントが異なります。接触ポイントを間違えると嫌な印象を与えるため注意です。例えば路上の勧誘は、サービスを欲しくない人がアプローチされると、勧誘された人は嫌な気持ちになります。

ひとまず、ターゲットは主に2種類いることを覚えておいてください。もう少し細く知りたい方は以下の動画をご覧ください!

BtoB企業のターゲットは Google に集まる

Google とBtoB

皆さんのサービスが今必要な人、あるいは今後必要になる可能性がある人はオンラインで接触できます。ただしオンラインと言っても、オンラインは太平洋の様に広いわけです。

どうしたら効率良くターゲットを見つけられるでしょうか?

BtoBの場合、Google上で探すのが2023ねん3月現在効率がいいです。BtoB 企業のサービスを必要としている方はほぼほぼ Google に集まる傾向があります。

仮に私が食品会社に防腐剤を売るBtoBの会社にいたとしましょう。防腐剤が今必要な食品会社はどのように防腐剤を探すでしょうか?私は3つしか思い浮かびません。

  1. 知り合いに聞く (防腐剤を売っている会社を紹介してもらう)
  2. Google で防腐剤を売っている会社を検索する
  3. その他 (商工会議所に行くなど)

今後はここに 「ChatGPT に聞く」という選択肢も出てくるでしょう

インターネット普及率が90%を超える時代、多くのBtoB企業人が困ったら Google 検索をします。Twitter でもFacebook でもインスタでもなく Google です。その理由は「 Google で探し物が見つかる」からです。

つまりBtoBの企業がまず行うべきデジタルマーケティングは、Google 対策です。具体的には検索広告と SEO です。

SEO とは特定のキーワードを検索した時に、検索結果を上位表示させるための施策です。

SEO と検索広告を一緒にする人がいますが、両者は違います。

BtoB企業はまず、自社のサービスが必要な人向けに、検索広告と SEO を行うべきと覚えておいてください。

BtoB企業の Google 広告の対策

では、Google 検索広告の対策とは具体的に何をすればいいでしょうか?私のオススメは、商品名やカテゴリー名が Google 検索された際に広告を出すことです。

例えばBtoBの会計システムを扱う会社なら、「会計システム」「会計ソフト」といったキーワードを狙い広告を配信するということです。

検索結果

BtoB企業はBtoCに比べデジタルマーケや DX に躊躇しがちで、デジタル広告を出してる会社は台湾でもまだ多くありません。

最近”大”がつく企業に関しては結構やっていますが、そのほか日本のBtoB上場企業も70%ぐらいはやっていません。

BtoB企業の SEO 対策

次にBtoB企業がやるべきなのが SEO 対策です。SEO とは広告費を払わずに、ある特定のキーワードが検索された際に自社のウェブサイトを上位表示させる対策を指します。

検索広告とSEO

例えばBtoB向けの会計システムを扱う会社なら、「会計システム」というキーワードが検索された際に、自社のウェブサイトが上位表示されれば、集客がしやすくなります。

特定のキーワードで上位表示させる方法は二つあります。1つ目は広告費をかけること、2つ目は上位表示させるための施策 (SEO) を行うことです。SEO を行えば、広告費をかけずとも上位表示が可能になります。

しかしSEO はウェブサイトのタイトルや、設定を少し変えるだけで改善するものではなく、主にコンテンツの執筆が重要になります。実際applemintのお客様ではコンテンツ執筆開始後、サイト訪問者の2~3割がコンテンツからくるようになりました。

台湾における SEO 対策を詳しく知りたい方は以下のブログをご覧ください。

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SEO を行う目的は、デジタル広告からの依存です。デジタル広告と SEO を並行して行うことで、広告費に依存しなくても安定してウェブサイトに訪問者がくる仕組みが作れます。

BtoB会社の台湾デジタル広告予算

デジタル広告の予算

では最後に台湾で必要な広告予算はどれくらいかお話をします。

業種によりますが、BtoB企業は最初の半年は手数料込みで毎月大体15万 (60万円) ぐらいの企業が多いイメージです。中にはテストの意味を込めて、5万元ほどという会社もいます。

当社がお手伝いしてるBtoB企業のお客様は、ソフトウェア会社さんが Google 検索広告に毎月15万元、計測器メーカーさんが毎月6万元ほどかけています。

また、台湾の某超有名BtoB機械メーカーは Google 検索広告に毎月15-20万元(60-90万円) ほどかけていました。

まとめると、BtoBの企業はソフトウェアの会社さんとかだと大体10万元-15万元の広告予算をかけていて、メーカーさんは10万元以下が多いです。

ただ企業により目標やKPI が違うので一概には言えないので、ご注意ください!

台湾BtoB企業デジタルマーケティングまとめ

台湾BtoBデジタルマーケまとめ

最後に今回の話をまとめます。台湾でBtoB企業がデジタルマーケティングをしたいなら、まずは Google 対策をしっかり行いましょう。Google 対策とは具体的に検索広告と SEO です。

また、広告の予算は大体5-15万元がBtoB企業の一般的なレンジかと思います。ただし開始直後の半年は、初期費用やデジタル広告の効率改善のためのウェブサイト更新などがはいり、費用が増える可能性もあります。

もしも実店舗やショールームがあるBtoB企業の場合は、Googleマイビジネス の活用とGoogleマップ広告もオススメです。興味がある方は以下の記事をチェックしてください。

いかがでしたか?台湾でBtoB企業がデジタルマーケを始める場合の媒体や予算が大体わかっていただけたと思います。

冒頭でご紹介した通り、applemintはコロナ禍に BtoB企業からのお問合せが増え、現在までに東証一部上場 BtoBメーカーや、BtoB向けソフトウェアの会社、台湾現地大手BtoB会社にデジタルマーケティングのサービスを提供してきました。

もし今後、台湾デジタルマーケ対策の相談や具体的なGoogle 広告や SEO の対策を知りたいというBtoB企業様がおられましたら、ぜひapplemint までご連絡ください!

applemintへのご相談やご連絡はこちらから!

Leo Sato 佐藤峻

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