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【台湾リアル店舗ビジネス必見】デジタル大変革時代の危機感

【台湾リアル店舗ビジネス必見】デジタル大変革時代の危機感

こんにちは applemint 代表の佐藤です。

台湾でレストランやアパレルショップ、マッサージ店など様々な形態で店舗を運営されている方!今デジタルマーケティングがとんでもないスピードで動いています。

レストランを経営している人は日々の業務に忙殺されると同時に一般的に低い利益水準からデジタル・マーケティング = 意味不明なコストと捉えるかもしれません。しかし僕は今から本気で取り組まないと大変なことになると思っています。

このブログでは今デジタル・マーケティング(主に Google サービス)で何が起きているか動向を簡単に説明し、台湾で行なったある集客ケースを紹介します。

私は何度か台北にある飲食店に営業のお話をしたことがありますがどこもデジタル・マーケティングをあまり真剣に捉えていません。(私の伝え方にも問題はあったかと思いますが….)「あー Facebook とかの SNS ね。」「ちょっと何やっているかわからないので…」大抵こんな反応です。

リアル店舗にとってデジタルマーケティングとはなんか怪しい不必要なコストなのでしょう。とりあえずこれを読んでみてください。

Google の AI サービス CallJoy そして Duplex


もう人が電話の予約を取る時代は終わりに近づいています。同時に、人が予約の電話をする時代も終わりに近づいています。Google はアメリカで CallJoy という AI 電話引き受けサービスを月額39ドルで開始しました。簡単に言うと予約の電話をしてくる人に対してAI が自動で対応し、予約の人数や時間まで全て自動で入とってくれるというサービスです。

信じられないかもしれませんが iphone の Siri だって AI の自動音声です。そして予約を引き受けるサービスがあればその逆もあります。Google は Google Duplex という自動予約アシスタント機能を去年発表しています。

予め Google アシスタントに予約の時間や人数を伝えれば AI が勝手に電話をしてくれます。以下の記事に Google Duplex が予約をとった時の音声が貼り付けられています。みなさんが想像しているようなぎこちないロボットの音声ではなくびっくりするほどリアルな電話応答です。

関連記事:Google、AIが喋って電話予約するDuplexを来月提供。米国のPixelユーザーから順次拡大

これによりAI が電話予約をして、AI がその対応をするような時代がくることが予想されます。予約はする側も受ける側も面倒だと思うので面白いことになりそうですね。

Google map の広告機能強化


先月行われた Google のカンファレンスで Google は Google map に広告の機能を強化することを示唆しました。でもそもそも現在の Google map広告をあまり知らない人がいると思うので Google map の機能と広告を簡単に説明します。

今の Google map って何も検査をせずに開くと以下のように Explore nearby って機能が画面下に付いてたりします。勝手に近くのバーやカフェを紹介してくれるので見知らぬ土地やあまり馴染みのない土地に行った時に便利な機能です。

次に実際に検索バーに『國父紀念館 (地名)』と『バー』と検索した時のGoogle map の画面です。

もしも僕が『國父紀念館』『酒吧 (バー)』という二つのキーワードを検索したユーザー向けに Google 広告を設定して、尚且つ Google my business とGoogle 広告を連携している場合、ここに広告が表示されします。例えば上の例だと Beau というバーが一番上に表示されていますが広告をしていると通常 Beau より上に表示されます。

ちなみにこの Beau というお店は広告をしていません。広告をしていれば 『AD』と表示されます。

ではなぜなぜ一番上にあるのでしょうか?

Google map 上の検索順位を位置付ける1番大事な要素と言われているのは Google my business の登録情報がきちんと入力されているか否かと言われています。Google mybusiness って営業時間や電話番号、写真アップなどの他に実は入力項目がたくさんあり、多くの人は面倒で入力をしないケースが多いです。

2番目に重要と言われている要素は Google のレビュー数です。ここではどちらかというと点数ではなく、レビューの数が重要になります。しかし点数が極端に低いお店をトップに表示させることはあまり考えられないので点数もそれなりに重要だとは思います。

こういった Google map 上の検索で上位につける施策のことを MEO (map engine optimization) といいます。とりあえず Google my business の各項目を丁寧に入力するだけなので正直専門の業者に頼む必要はないですが必要であれば applemint にご相談ください。

では本題に戻ります。Google map の広告機能強化とはどういうことでしょうか?5月に行われたカンファレンスでは具体的な強化施策には触れていませんでしたが僕が予測しているのは Explore nearby あたりの広告と新しいインターフェースの登場です。

例えば今 Google map で『國父紀念館』『レストラン』とかって検索するとGoole my business に登録しているお店が地図上にフラッグでたくさん表示されますがこれってフラッグが密集しすぎてタップしにくいですし選択肢がありすぎて結局不便じゃないですか?僕はこれが今後もしかしたら広告を出しているお店だけフラッグで表示させるようなことになるのではないかと思っています。

「そんなことしたらお金を持つレストランばかり有利になるじゃないか!」という主張が出るかもしれませんね。でも検索広告だって広告費を出している企業の方が露出が増えるのは当然なのでしょうがないと思います。

仮に Google 広告を出すお店が増えたらフラッグが乱立するのじゃないかという不安があるかもしれませんが、現在の検索広告同様、品質スコアを導入してユーザーの検索内容と一番関連性の高い広告のみを掲載するとかなるんじゃないでしょうか。

関連記事:ローカル キャンペーンをより使いやすく効果的に

Google my business を使った集客ケース・スタディ


レストランやショップでよく Facebook でチェックインしたら一杯ドリンクサービスみたいなキャンペーンありますよね?あれは本当にやめた方がいいと個人的に思っています。チェックイン投稿を自分だけへの表示にできますし、投稿してもその投稿が他人のフィードにそもそも載らない可能性が高いためです。

僕がおすすめするのは Google my business への投稿キャンペーンです。Google my business に投稿したら、〜割引とかです。(飲食は割引きついのでギフトとかで対応!?)

レビューはぶっちゃけプラスでもマイナスでもいいと思います。心理学で『両面提示の法則』ってあるのですが人はメリットばかり提示されても逆に疑ってしまうそうです。なのでレビューはプラスの面もマイナスの面も両方出すことでプラスの情報が引き立つのでプラスのレビューを書かせるキャンペーンにしなくてもいいと思っています。ちなみに僕が Google mybusiness への投稿を促すキャンペーンをお勧めする理由は 以下です。

  1. レビュー数が増えれば MEO で有利になる。
  2. もしネガティブなコメントを食後やサービス後に書かれても、その場で顧客に面と向かってヒアリングを行なってフォローアップできる。(フォロアップされることで逆にファンになる可能性大)
  3. 恐らく顧客の多くは店側に遠慮してポジティブなレビューばかり書く。(笑)
  4. ポジティブなレビューが増えると新規ユーザーの目に止まると選ばれやすい。
  5. レビューが溜まった後、追加で『地区名』+『(自身のサービスカテゴリー)』の Google 検索広告を行えばより新規が集客できる可能性がある。

ちなみに Goole mybusiness を使った施策は applemint 顧客でもうすでに実施をしていて、売り上げアップは確認できています。ついでに言うと新規顧客数も増えたようです。

Nike の D to C 施策への本気度


D to C とは Direct to consumer の略です。例えば今までzozo を通じてオンラインで顧客に売っていたアパレルメーカーが自社 EC サイトで直接顧客に売るようなことを指します。

Nike は去年あるスタートアップを買収したのですが そのスタートアップの技術を用いて Nike Fit というアプリを開発しました。ユーザーはこのアプリを使って自分の足をスキャンするとユーザーの足のデータが保存され、Nike Fit がぴったりのサイズをお勧めしてくれます。

しかもこの Nike Fit は Nike + (Nike の会員) の顧客の情報とシンクするので顧客は以降 Nike の店に行って Nike + の ID を伝えれば店員がサイズを即座に理解すると言う仕組みです。

すごいですよね。

今は足に限定しているかもしれませんが今後は zozo スーツの時みたいに体全体のスキャンができるようになるでしょう。しかもzozo より数倍簡単に。

そうすると例えば Nike が今後は肥満の人に対して服だけに限らず健康食品や適した運動などをお勧めできるようになります。ビジネスがめちゃくちゃ広がるな〜と感心してしまいました。

関連記事:ナイキ のテック企業買収、1兆円規模の DTC 事業 を後押し

関連記事:Nike Fit について(Axis 記事)

終わりに


飲食でもアパレルでもなんでもリアル店舗を持っている人は良いものを作ればいいって言う時代じゃなくなっている気がします。技術と経営は必ず一緒に考える必要があると思っています。三國清三も以前日本のシェフは腕は良いけど経営を知らないなんて話をしていました。

僕が高校3年次に入ろうとしていたサンフランシスコにあるアメリカのトップ調理学校は4年かけて技術だけじゃなくて物流や原価まで徹底的に学びます。あ、ちなみにその学校は調理学校なのになぜか成績がオールAみたいな生徒しか入れない学校で、僕には少し無理でした。

デジタル・マーケティングはリアル店舗の経営をしていく上では避けては通れないトピックだと思っています。エージェンシーに頼むお金がないのなら、放っておくのではなく、自分で勉強すれば良いのです。あるいは飲食であれば会員制で客単価を高くして限られた顧客に最高の体験を提供するような突っ切るやり方しかないように思います。

このブログが少しでもリアル店舗を経営している方の刺激になっていれば幸いです。

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